THREE.SNOW (ページ22)

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18.仕返しのつもりなのに……　☆クリスマス企画☆ ページ22

A「ふふふ……」
今、私は兄さん達の部屋の前に居る。
何故かというと魅花から『え〜！ハロウィンに狼の仮装させられたの？！私も見たかっ…じゃなくて！それなら仕返ししたらどう？ちょうど明日クリスマスだし、プレゼントに見せかけて何かしたら？』
と言われたからだ。今までクリスマスになにかする事は無かったかし、丁度いい。

カチャ……

ドアを開けて、そぉっと歩く。

スッ……

起こさないよう、静かにプレゼントを置く。
A(よし、後は部屋から出るだけ……)
アツヤ「ん゛ー……」
A(！？)
声がしたので振り向く。
A(……なんだ……寝返りうっただけか……)

パタン……

A「えへへ……明日が楽しみ……」

〜翌日の朝〜

士郎「ベッドの近くに何か置いてあったんだけどアツヤ、A、知らない？」
アツヤ「俺の所にもあったぞ？」
士郎「じゃあ、消去法でいくと…」
A「ｷﾞｸｯΣ( ˙꒳˙ ;)ﾜ､ﾜﾀｼﾉﾄｺﾛﾆﾓｱｯﾀｶﾗﾁｶﾞｳﾄｵﾓｳﾅｰ?」
士郎「うーん、戸締まりもちゃんとしたはずなんだけど……」
アツヤ「そういえば今日クリスマスだったよな。もしかしてサンタって奴が置いたんじゃないのか？」
士郎「でも、今までこういうのは無かったし……」
アツヤ「とりあえず開けてみたら？」
士郎「まぁ、そうしようか。」

パカッ

士郎／アツヤ「こ、これは……サンタの服！！！？？？」
そう、私が用意したのはサンタの衣装。目には目を、コスプレにはコスプレをってね。
アツヤ「……ん？そういえばAは何も持ってないけど……」
士郎「じゃあ、やっぱりAが……」
A「ｷﾞｸｯΣ( ˙꒳˙ ;)ｴ､ｴｪｯﾄｫ、ｿﾉｫ……だ、だってハロウィンの時に着せてきたじゃん！」
士郎「あー、あれは……ごめん？まあ、元はアツヤが提案したし。」
アツヤ「はぁ！？兄貴もノリノリだったくせに！」
A「ふぅん……じゃあ、それ着て近くの公園で風船30個配ってきて。」
士郎／アツヤ「え゛っ……」
A「やらないなんて……言わないよね？(^^)」
士郎／アツヤ「は、はい……」
A「じゃ、行って来て(^^)」

〜数分後〜

士郎「ただいまー。」
A「えっ？もう配ってきたの！？」
士郎「うん、女の子達が持っていったよ。」
A(そうだった……兄さん達モテるんだった……)
アツヤ「やる事は終わったし、部屋戻るぞ。」
A「え？うん？」

結局、仕返しは失敗したとさ。