THREE.SNOW (ページ16)

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13.それぞれの相性ページ16

〜放課後〜
魅花「ねぇ、一緒に帰ろうよ！」
A「良いよ！」
A「……と言いたいところなんだけど………」
A「今日は兄さんと帰るんだ………」
魅花「そんなぁ……」
A「本当にごめんね！」
魅花「まぁ、仕方な……あ！」
A「どうしたの？」
魅花「じゃあさ、みんなで帰ろうよ！」
魅花「私とAとAのお兄さんで！」
A「うーん………」
はたして、性格が明るい魅花と兄さん達を会わせて大丈夫なのだろうか？特にアツヤ兄さんとは喧嘩になりそうだから会わせない方が良いと思う。士郎兄さんは……ギリギリセーフだろうか？
魅花「駄目……？」
A「駄目というか……そもそも兄さんに言わないと………」
魅花「そっか………」
魅花「じゃあ、早速言いに行こうよ！」
A「えぇ…………」
魅花「それなら、どっちと帰りたいの？」
A「うーん………」
そのタイミングで兄さん達が来た。
アツヤ「Aー！早く帰るぞー！」
士郎「アツヤ、そんなに大声出さなくても聞こえるよ。」
魅花「えっと………あの人達がAのお兄さん達？」
A「うん………」
魅花「じゃあ、私が言う…」
A「私が言うから魅花は静かにしてて。(小声)」
A「あのね、士郎兄さん、アツヤ兄さん…」
アツヤ「そいつ誰？」
魅花「え？」
アツヤ兄さんが言った『そいつ』とは魅花の事だろう。
士郎「ちょ、アツヤ？Aが話してる途中だよ？」
アツヤ「だって、Aの近くに居たし？」
士郎「そういう問題なのかなぁ………」
A「………えっと、この子は私の友達なんだ。」
アツヤ／士郎「へぇ………」
魅花「えと、幼姫魅花です！よろしくお願いします！」
A「それでね？みんなで帰りたいなぁと思ったんだけど………」
A「駄目……かな………？」
士郎「………良いんじゃない？」
アツヤ「………兄貴が良いなら俺も良いけど？」
魅花「良かったぁ！これでAと帰れる！早速帰ろう！」
A「うん！」
アツヤ「…………帰るか……」
士郎「さっきまでの元気は何処へ行ったの？」
アツヤ「いや、別に。」
士郎「そう？じゃあ、帰ろう。」

作者：……『七夕はどうした？』
すみませんが、8月22日火曜日に書かせてもらいます。
↓詳しい理由はこちらから↓
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/bbef196b9d3/?p=%A4%D5%A4%DF%A4%EB&ans=5

続くぞっ！