第十話＿説得 ページ11
.
国木田「おい、落ち着け少年」
国木田は爆弾魔の説得を始める
「来るなァ！吹き飛ばすよ！」
爆弾魔を刺激しないように国木田は両手を上に挙げる
「知ってるぞアンタは国木田だ！
アンタもあの嫌味な『能力』とやらを使うンだろ！？
妙な素振りをしたら皆道連れだ！」
太宰「これはまずね。探偵社に私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる」
A「此れじゃ社員である私や太宰が行っても余計警戒されるだけね。どうするの？太宰」
太宰は敦の方へ顔を向けた
それを見たAも敦の方へと顔を向ける
すると太宰はにやぁと笑った
敦はそれの笑みを見てとてつもなく嫌な予感がした
＊＊＊＊＊
敦「や、やややややめなさーい！親御さんが泣いてるよ！」
「な、何だアンタっ！」
敦「(ひいい怖い！怖い！)」
太宰の作戦はこうだ
社員である自分達が行けば犯人を刺激する恐れがあるから
無関係で顔が割れていない敦に犯人の気を引いてもらいその先は太宰達が対処をする
という荷が重すぎる重大な任務を敦は任された
敦「ぼぼ、僕は、さ騒ぎを、き聞きつけた一般市民ですっ！
いい生きてれば好いことあるよ！」
「誰だか知らないが無責任に云うな！皆死ねば良いンだ！」
敦「ぼ、僕なんか孤児で家族も友達も居なくてこの前その院さえ追い出されて行くあても伝手も無いんだ！」
「え……いや、それは」
敦「害獣に変身しちゃうらしくて軍警にバレたらたぶん縛り首だし
とりたてて特技も長所も無いし誰が見ても社会のゴミだけど
ヤケにならずに生きてるんだ！
だ、だだだから」
敦の迫力ある説得に爆弾魔は後退りする
太宰「(敦君、駄目人間の演技上手いなぁ……)」
A「(とか考えているんだろうな、この人は)」
敦「ね、だから爆弾捨てて一緒に仕事探そう」
「え、いや、ボクは別にそういうのでは！」
爆弾魔が視線を外したその瞬間
太宰が国木田に合図を送り、国木田が飛び出す
国木田「手帳の頁を
挙げていた手を下ろし国木田は手帳を取り出す
国木田「『独歩吟客』」
手帳に文字を書き込み
その頁を破り、目の前に掲げる
緑色の文字が頁を
国木田は銃を爆弾魔に向け
手に持っているスイッチを弾いた
「なっ……」
太宰「確保っ！」
太宰の言葉とほぼ同時に国木田が机を乗り上げて爆弾魔を蹴り身柄を抑える
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆき(プロフ) - ゆきみさん» ありがとうございます！！！馬鹿な頭を叩いて、叩いて、叩きまくって覚醒させてますので嬉しいです！！😂😂😂 (7月18日 15時) (
レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ(プロフ) - みゆきさん» いえいえ！それはそうと作者様の語彙力が凄すぎてさっきから圧巻されてますwずっと応援させていただきます！！ (7月18日 0時) (レス) id: f3d0772f96 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - ゆきみさん» ご指摘ありがとうございます！！！誤字してますね😭😭😭すぐに直します！！！こんな作者ですがこれからもご声援のほど宜しくお願いします！！🙇💦💦💦 (7月16日 20時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ(プロフ) - 初コメ失礼します…！6話の最初の太宰さんのセリフで、変身ひてるという言葉が出ているのですが正しくは変身しているではないでしょうか…？応援しています！失礼いたしました… (7月16日 15時) (レス) @page7 id: f3d0772f96 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 麗さん» すみません！！下のを見てもらえれば分かると思うんですけど私の友達の名前です！！全部訂正したつもりでしたがまだ残ってましたか(*ToT)読者様には混乱を招いてしまい本当に申し訳ありません。この様なことは続編では無いように致します（土下座） (2021年3月28日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆき | 作成日時：2020年3月22日 21時
