花柱は1人の少年に振り回されている【鬼滅の刃】

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そして次の日＿＿



カナエ「今日はカナヲに変わって花柱が炭治郎くんの相手をしてくれるみたいよ！」



A「(最悪だ……)」



ニコニコしているAだが心の中ではこうである



昨日あの場面を見られてからカナエはAに炭治郎の機能回復訓練の面倒を見るように頼んだのだ



炭治郎「Aさん！よろしくお願いします！！」



A「……うん、よろしく」



A「(こうなったらこれで彼の心を折って向こうから私に近づきたくないようにする
そうすればこんなことはもう起きないだろう)」



そうして機能回復訓練が始まった

だかやはり柱と一般隊士

力の差は一目瞭然だった

反射訓練ではカナヲ同様開始寸前に湯飲みを掛けられ

全身訓練＿鬼ごっこでは



A「……」



炭治郎「……ぇ」



炭治郎は追いかけるがAはすぐに消えてしまい

いつの間にか炭治郎の後ろにいるのだ

また彼女を追いかけてもそれの繰り返し

そう彼女は"走ってないのだ"

走っているのは炭治郎だけ



A「(私を目で追うことも出来ない……

そんな子が私を捕まえるどころか私を走らせることも出来ない

まぁ、全集中・常中が使えない子なんてこんなもんだよね

師範は一体何を考えているの？)」



カナエ「……」



炭治郎「(凄い！！

やっぱりAさんは凄い！！

これが柱の力！！！

俺もこうなりたい！！！

Aさんのように俺も＿＿！！！)」



もうお分かりだろう

炭治郎に対するAの想いは段々強くなっていく

Aの思惑が成功することは完全にあり得ないのだ



全身訓練の結果は炭治郎の負け



炭治郎「Aさん！！もっと俺に色々教えてください！！」



Aは目を見開く
あんなに力の差を見せつけられてまだ自分に関わろうとする彼に



A「……うん、いいよ」





A「(私本当に君が嫌いになりそうだよ)」

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