第捌拾参話 ページ42
.
十二鬼月は上弦と下弦とに分かれている
順番としては上弦の壱・弐・参・肆・伍・陸
下弦の壱・弐・参・肆・伍・陸
一番強いのは上弦の壱
一番弱いのは下弦の陸
下弦の鬼たちは片目しか数字が刻まれておらず上弦の鬼たちからは避けずまれていた
鬼舞辻無惨は己の血を分け与えた者の思考を読み取ることができる
姿の見える距離なら全ての思考の読み取りが可能
離れれば離れる程、鮮明には読み取れなくなるが位置は把握している
"位置は把握している"つまり禰豆子が産屋敷邸に連行されたことは鬼殺隊にとって深刻な事態だった
通常ならば禰豆子が来た時点で産屋敷の本拠地は鬼舞辻に知られていた
しかし今、鬼舞辻はそれを把握できていない
"珠世に続いて禰豆子が自力で"鬼舞辻の
下陸「お許しくださいませ！鬼舞辻様どうか！どうかお慈悲を！！！」
下弦の陸は鬼舞辻の逆鱗に触れてしまった
下陸「申し訳ありません！申し訳ありません！
申し訳……」
下弦の陸の必死の命乞いも鬼舞辻には届かず彼は腕から伸びる物体で下弦の陸を殺した
下参「(なんでこんなことに？殺されるのか？
せっかく十二鬼月になれたのに
なぜだ……なぜだ……
俺はこれからもっと……もっと……)」
鬼舞辻「私より鬼狩りの方が怖いか」
下肆「！！……いいえ！！」
鬼舞辻「お前はいつも鬼狩りの柱と遭遇した場合、逃亡しようと思っているな」
下肆「いいえ思っていません！！私は貴方様のために命をかけて戦います」
鬼舞辻「……お前は私が言うことを否定するのか？」
下弦の肆は涙を流しながら下弦の参と同じように喰われてしまった
下参「(だめだ、お終いだ
思考は読まれ肯定しても否定しても殺される
戦って勝てるはずもない
逃げるしかない！！)」
下壱「(愚かだなぁ)」
下参「(何とか逃げきれ何とか……)」
そうやって逃げたはずの下弦の参の首は
鬼舞辻「もはや十二鬼月は上弦のみで良いと思っている。下弦の鬼は解体する」
鬼舞辻無惨の手の内にあった
「「！！」」
下参「！？(やられている？？？
そんな…琵琶の女の能力か？
いや琵琶の音はしなかった……！！
ぐううなぜだ体を再生できない！！)」
鬼舞辻「最期に何か言い残すことは？」
下弐「私はまだお役に立てます！もう少しだけ御猶予を戴けるならば必ずお役に！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 332人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三月の専属ストーカーなつめみく - 【速報】累推しのワイ、婚約者でもいいよと言われ大歓喜(鬼滅イケメン箱推し) (10月23日 12時) (
レス) @page9 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - スクールみきのさん» ありがとうございます！そう言って頂けて安心しました！！(*^▽^*) (2020年1月11日 20時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - お話最高すぎます！炭治郎のシーンを夢主さんにしたのもめちゃくちゃいいです！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: 90e03cc852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆき | 作成日時：2019年12月1日 17時
