第肆拾弐話 ページ44
.
善逸side
正一「善逸さん！」
善逸「……」
俺は正一くんの声で目を覚ました
正一「大丈夫ですか？部屋が変わったときの勢いで外に飛ばされたんです。二階の窓から落ちてAさんが僕たちを庇ってくれたんですけど……」
正一くんがAちゃんのいる方を見て俺もそちらに目を向けると頭から血を流しているAちゃんがいた
善逸「Aちゃんッ！！」
A「ｯ……ぅ……」
善逸「！！」
反応があった！！！
よかった生きてる！！
そのとき「猪突猛進！猪突猛進！！」と言いながらあのときの猪が家から出てきた
「アハハハハ！！鬼の気配がするぜ！！」
善逸「あっ！あいつ……今声聞いてわかった
五人めの合格者……最終選別の時に誰よりも早く入山して誰よりも早く下山した奴だ！！
せっかち野郎！！」
そして猪は炭治郎が背負っていた箱に目をつけた
「見つけたぞオオオ！！」
善逸「やめろーー！！！」
俺はその箱を猪から守るようにの前に出てた
善逸「この箱に手出しはさせない！炭治郎とAちゃんの大事なものだ！！」
「オイオイオイ何言ってんだ。その中には鬼がいるぞォ、わからねぇのか？」
善逸「そんなことは最初からわかってる！！」
鬼を連れているのはわかってた
"鬼の音"は"人間の音"と全く違うから
でも炭治郎とAちゃんからは泣きたくなるような優しい音がする
今まで聞いたこともないくらい優しい音だ
生き物からはとにかく音がしている
たくさんの音が零れ出している
呼吸音、心音、血の巡る音
それを注意深く聞くと相手が何を考えているかもわかった
でも俺は人によく騙された
俺は自分が信じたいと思う人をいつも信じた
鬼殺隊でありながら鬼を連れている炭治郎とAちゃん
でもそこには必ず事情があるはずだ
それは俺が納得できる事情だって信じてる
善逸「俺が……俺が……直接炭治郎とAちゃんに話を聞く。だからお前は……引っ込んでろ！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 485人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆき(プロフ) - 礼暢さん» ご指摘ありがとうございます！前に誤字脱字を直したのですが見逃しがあったみたいです。大変申し訳ございません。すぐに直します (2023年2月20日 17時) (
レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
礼暢(プロフ) - 第玖話の29行目30行目32行目辺りの炭治郎のろうの字が�討砲覆辰討泙靴燭� (2023年2月20日 17時) (レス) @page11 id: b13cdf956e (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - cherryamum34さん» 返事が遅くなり大変申し訳ございません！！ご指摘ありがとうございます！こちらの都合で申し訳ないのですが出来るときに誤字脱字を少しずつ直していきますのでご了承下さい (2020年12月8日 8時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
cherryamum34(プロフ) - 第肆拾弐話の伊之助の紹介？部分に5人目の合格者とありますが、それは原作の中であってこれは夢小説なので主人公を入れれば6人目の合格者となるのでは？話自体は面白いのですが、ちょっと誤字脱字等が散見されます。もう一度見直してみてはいかがでしょうか。 (2020年12月7日 22時) (レス) id: 3b26f91dd5 (このIDを非表示/違反報告)
cherryamum34(プロフ) - 第玖話の炭治郎の郎が【朗】になってるところがありました。 (2020年12月7日 9時) (レス) id: 3b26f91dd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆき | 作成日時：2019年10月7日 22時
