第百七十四話_スタート ページ2
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つぼみ「私の中の『光』を無くす」
これが夢だとか関係なかった
もう光に居られないのなら居なくなって欲しかった
つぼみ「最期に織田作の顔が見れて嬉しかった、声が聞けて嬉しかった、名前を呼んでくれて嬉しかった」
何もかもが偽りで、願いも、望みも、約束も叶わないというのなら
私はもう『悪魔』になるしかないと思った
つぼみ「私が死んでも、織田作の所に行けなくなるのが、悲しいけど……」
だから、もう全部殺すの
過去の自分も、今の自分も、
これから紡がれる物語に『
つぼみ「太宰と安吾は、そっちに行けるからさ……」
恩を仇で返す私のことなんて
もう忘れて欲しい
貴方達の中から消して欲しい
最初から里見Aは、織田作之助とも
太宰治とも、坂口安吾とも出会っていない
だからね、織田作、太宰、安吾、もう大丈夫だよ。今、私から解放してあげる
A「じゃあ、バイバイ、織田作」
目を瞑り、両手に力を込める
確実に消えるように、全体重が両手にいくようにする
だが、其の時、後ろから"誰か"が抱きしめてきた
『『駄目だ/です。A/さん』』
A「ッ……」
この声も、この温もりも、勿論知ってる
けど、私は絶対に力を緩める事はしなかった
『信じてる』
A「!」
『私は、私達は……君を信じてる』
二人は首を絞めるその手を引っ張り、行為を止める
その瞬間、織田作が起き上がり、ギュッと強く私を抱きしめる
A「離して」
織田「離さない」
A「ッ離して!!」
織田「離さない!!!」
どんなに暴れても、織田作は絶対に離してくれなかった
痛いくらいに強く抱きしめる彼にAは叫ぶ
A「何で?如何して?織田作はそんなに私に苦しんで欲しいの?」
織田「お前が本当に『そう』望むなら、俺は直ぐにでも消える」
A「ならっ!!」
織田「でも、俺が消えた処で、お前は『悪魔』にはなれないよ」
A「ッ!!!」
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みゆき(プロフ) - 布団になりたいさん» こちらこそ浮気中や気分の左右によって1ヶ月、2ヶ月余裕で放置するので、コメント凄くありがたいです!!文ストの方に目を向けるきっかけになるので!! (3月10日 20時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
布団になりたい - みゆきさん» うわぁ…!!!良かったぁ…、この作品生きがいなので更新ほんとに嬉しいです…!逆にすみません、、 (3月10日 9時) (レス) id: 2f59deb4b8 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 布団になりたいさん» すみません!!絶賛他のアニメに浮気中です!!(正直に言えばいいと思ってるなよ)取り敢えず、本編は2話更新しましたが、DEAD APPLEはもう少々お待ち下さい😭💦💦 (3月9日 15時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
布団になりたい - えっ終わっちゃうんですか…!? (3月8日 0時) (レス) id: 2f59deb4b8 (このIDを非表示/違反報告)
Rio*(プロフ) - デップル希望します! (2月4日 20時) (レス) @page10 id: 31d091d700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2023年12月31日 10時