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この日から千鶴は行方不明の父_雪村綱道を新撰組と共に探すことになる



その後、池田屋事件で新撰組の名前は広く知れ渡るようになり
禁門の変をえて更に大きくなった隊は手狭になった屯所を八木邸から西本願寺に移していた



慶応元年六月



千鶴はいつものように土方にお茶を出していた
その時、机の上に置いてあった豊玉発句集が目に入る



雪村「豊玉発句集……?俳句ですか?」



土方「………」



雪村「す、すみません!表紙が見えたのでつい……」



土方「つい……なんだ?」



雪村「いや、その俳句がお好きなのかなと思って」



土方「意外だって顔してやがるな」



雪村「はい……あ!いや!そのいつも土方さん忙しそうですし

そういうお姿初めて拝見したので

もうすぐ七夕ですもんね

……あ!す、すみません!また余計なことを」



土方「好きかどうかは知らねぇが昔からふと思い付いたときにただ書き留めたくなる。それだけのことだ」



沖田「それが好きってことなんじゃないですか?」



いつの間にか沖田が居たことに千鶴は驚愕した



雪村「沖田さん!」



沖田「ね?千鶴ちゃん」



雪村「はい!」



沖田「ほら、よく言うでしょ?下手の横好きって。ね?Aちゃん、一くん」



沖田の後ろからAと斎藤が顔を出す



A「私は土方さんの俳句を下手だと思ったことはありませんよ♪」



沖田「君だけだよ、そんなこと言えるのは」



A「そんなことないですよ?

千鶴が土方さんの豊玉発句集を見れば

私が言ってる事は間違ってないって絶対に分かる筈だから

そのために土方さん、豊玉発句集貸してください♪」



土方「断る」



A「ちぇ〜」



土方「魂胆が見え見えなんだよ」



千鶴を盾に豊玉発句集を貰おうとする自分の企みも失敗に終わった所でAは千鶴に向かって
「一さんが土方さんに用があるみたいだし、私たちも買い出しの時間になったからそろそろ行こっか」と言う



雪村「あ!うん!失礼します!」



千鶴は土方に向かって頭を下げ、沖田とAを追い掛ける

・→←《茅花流し、雲隠れの刻》



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設定タグ:薄桜鬼 , 新OVA , 新撰組   
作品ジャンル:アニメ
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みゆき(プロフ) - 十六夜紅葉@斎藤一推しさん» ありがとうございます!!!出来るものからやっておりますので遅いとは思いますが気長に待ってやってください😭😭🙇🙇 (2023年1月27日 13時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
十六夜紅葉@斎藤一推し(プロフ) - 面白かったです!続きが楽しみです!!! (2023年1月25日 22時) (レス) @page10 id: 9a9a1e650d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2022年12月25日 9時

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