狙われ少女４【東京喰種】 (ページ7)

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#131…『貴女side』ページ7

私たちは今たくさんのコンテナがあるところにいる

あれから研は私とヒナミちゃんの力が必要だから、協力してほしいと言った

もちろん、私もヒナミちゃんも喜んで引き受けた

ヒナミちゃんは今回のターゲットを見失わないように全体が見えるビルの上から指示を

私は万が一に敵がヒナミちゃんに襲いかかってきた時彼女を守るのが役目だった

ヒナミ「イチミさんはそのまま直進

ジロさんは迂回してＢ６で待機

サンテさんは奥のコンテナからＢ７方面へ

お兄ちゃんはそのまま……上から＿＿」

A「(ヒナミちゃん、凄い)」

私は嗅覚は優れているが視力は人並みだ

だから私はコンテナの方を見ても人影すら分からない

そしてターゲットは捕まえたらしく
その日は無事に誰も怪我をすることなくこちらの勝利で幕が引いた

だが本当の戦いはここからだろう

A「(当分は学校に行けれないな)」

と私は美咲の拗ねた姿を思い浮かべながら苦笑した

＊＊＊＊＊

そして捕まえたターゲット、マダムＡだっけ

そいつから情報を聞き出し、嘉納という男の施設へ乗り込むらしい

今回は私も同伴した、研は凄く不服な顔をしていたけど許可を出してくれた

でも条件を言われた

カネキ『一人行動は許さない。絶対に月山さんたちから離れないこと』

だから私は渋々それを承諾した

そして私たちは嘉納のお屋敷にたどり着き中に入る

中は思ったより広く、手分けして探すことになった

万丈さんが地下室の階段を見つけ、私たちは地下室に行く

廊下を歩いていると月山がこの屋敷の元主のことについて話し出した

月山「元々は貿易商社を経営する男の持家だったらしい

父親の資産を手元に起業し大きな成功を収めた

男は愛する家族と仲睦まじく暮らしていたそうだ

美しい妻に娘たち、まさしく幸福の象徴という奴さ」

だがある日、事件が起きた

＿＿そう、喰種によって

幸せの香りに誘われたのか、あるいは目をつけていたのか

その喰種はまず妻を殺し、内臓をすすった

激昂した男は勇猛に喰種に立ち向かうが、返り討ちにあってしまう

しかも憐れなのはその惨状を目前で見せつけられた娘たち

本来その喰種は捜査官にマークされていたが目を離した隙に惨劇が起きた

結局、その娘たちの両親の死.体は「半分も残っていなかった」と………