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煉獄「今の話は……」



A「……知りませんか?

元花柱の胡蝶カナエ様が上弦の弐と交戦の際

重症を負い戦える身体では無くなってしまったため

胡蝶カナエ様の継子である花園Aが花柱を継ぐはずなんですが

彼女は「逃げただけの臆病者が柱になる資格はない」と断り続けているんです」



とAは止めていた足を動かしながら煉獄に説明する



煉獄「随分詳しいのだな。君はその花園Aと言う者と友人なのか?」



A「……そう、ですね、そんな感じです。煉獄さん、貴方には確か弟子がいましたよね?」



煉獄「知っていたのか!」



急にAは足を止め煉獄の方へ向き珍しく微笑をやめ真剣な眼差しを向ける



A「……なら貴方は自分が瀕死なのに仇を打とうとしないどころか

逃げることしか出来ない無能に

自分の跡を継いで欲しいですか?」



煉獄は顎に手を当て考える
少しすると答えが出たのかAに向かってニコッと笑いながら言った



煉獄「逃げたっていいじゃないか」



A「!」



煉獄「逃げていい、才能がなくてもいい、ただ己の心に炎を灯し、前を向け

自分の無力さに打ちのめされ、師の仇を打つどころか

逃げる行為をした己の不甲斐なさに打ちのめされるなら

心を燃やし歯を食いしばって前を向け!!

………と俺なら甘露寺にそう言う!!」



A「……どうしてそんなことが言えるんですか?

恨まないんですか?相応しくないと思わないんですか?

あの子が居なければ花柱様はあんな大怪我しなくてすんだ

柱を引退する必要なんてなかった

片腕を失う必要なんてなかった」



これが柱になりたくないと言っていた真の理由だ

Aはずっと悔やんでいたのだ

童磨の言った通り、最初から本気を出していればカナエの身体はああはならなかった

漆ノ型だけじゃ童磨に勝てないとわかっていながら



A「(ずっと、ずっと自分が迷っていたせいでッ……)」



いくらカナエが「気にしなくていいのよ、これは最愛の弟子を守れた勲章なんだから」と言ってくれても

しのぶが「カナエ姉さんの跡を継げるのはA姉さんしか居ません!」と言っても

お館様と柱がどれだけAの実力を認めようと


__花柱を継げる資格など自分にはない

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作品ジャンル:アニメ
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もか(プロフ) - やっぱり何度読み返しても素敵な作品です!!!好きです!!! (1月7日 17時) (レス) id: d8c4eb9a81 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - 神レベルで面白いです!! 頑張って下さい! (2023年4月17日 19時) (レス) @page42 id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - ほわー!!!作者様更新ありがとうございます!!めっちゃ更新楽しみにしてました!!どうか作者様のペースで更新してくださいませ!私いつまでも待ちます(真顔) (2023年4月15日 22時) (レス) @page42 id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
rei - お願いします。どうか完結まで更新してください! (2023年3月12日 5時) (レス) @page40 id: e7f57e0588 (このIDを非表示/違反報告)
shi69mahuro4ki(プロフ) - これからの夢主の行動がとても楽しみです。 (2021年5月8日 9時) (レス) id: 4ed5b60c3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2020年11月29日 22時

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