花柱は１人の少年に振り回されている【鬼滅の刃】【弐】

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炭治郎「Aさんは俺にとって尊敬する憧れの柱です

俺もAさんみたいな優しくて強くて頼られる柱になりたい

Aさんに背中を預けてもいいって思われる存在になりたい

そして………」





A『＿＿＿炭治郎！！！！』





炭治郎「また名前で呼んでもらいたい！！！」





煉獄「うん、良い顔だ

では竈門少年、それを踏まえてもう一度聞こう

俺の継子になってくれ、炭治郎」





炭治郎は言った。今度は迷わず、悩まずに

やっと出た、自分の答えに自信持って

煉獄に負けないくらい大きな声で










炭治郎「ごめんなさい、その件はお断りします

煉獄さん、俺は……

＿＿＿俺はAさんの継子になります！！！」










それを聞いた煉獄はその答えを分かっていたかの優しい目差しと笑みを炭治郎に向ける



煉獄「うん、それが君の答えなら俺は潔く君を諦めよう」



炭治郎「でも嬉しかった気持ちは本当です。こんな俺を継子にしたいと思ってくれてありがとうございます」


煉獄「それはこちらの台詞だ

君があの時Aに助けを求めてくれたおかげで俺は死ななかった

遅くなってしまったが礼を言わせて欲しい

ありがとう、竈門少年」



炭治郎「煉獄さん………はいっ！」



互いに顔を見合せ笑みを浮かべる
「そろそろAさんたちの所に行きましょう」と炭治郎が部屋を出ていこうとすると……



煉獄「竈門少年、ここから先は時透少年を頼るといい」



炭治郎「時透さん………ですか？」



煉獄「Aのことを知り尽くしている人物は彼以外いない

俺や竈門少年の知らないこともきっと彼なら知っている

継子の件も協力してくれるかは分からないが

彼を味方につけることがAの継子になることへの大きな一歩になるだろう」



炭治郎「はい！わかりました！」

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