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Aたちに少し遅れて炭治郎たちも藤の家に着いた
三人は遊郭に潜入するために宇随によって変装と化粧をさせれたのだが
これがまた………
A「く……ッふふっ………ふふふっ……」
三人「………」
A「いいねッ、ふっ……君たち、最高ッ!」
必死に笑いを堪えているように見えるAだが
炭治郎「(嬉しそうだなぁ、Aさん)」
Aと長く居られるようになり炭治郎がほんの微かな匂いを嗅ぎとれるようになったため
隠していても炭治郎には通用しないのである
炭治郎「!……Aさんも遊郭に潜入するんですか?」
いつの間にか隊服で無くなっているAに気が付いた
A「……そう、私は三つの中で一番、怪しいところに潜入するつもりだから
もしかしたら君とは別行動になるかも
だから、もし別行動になっても頑張ってね」
炭治郎「はい!!」
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遊郭には宇随の嫁が先に潜入しており
まず、店に潜入出来たらその嫁たちから情報を得なければならない
そして炭治郎は"須磨"が潜入しているときと屋へ
伊之助は"まきを"が潜入している荻本屋へ
残った善逸とAは"雛鶴"が潜入している京極屋に
「Aちゃんと善子ちゃんは一緒に売られたって聞いたけど二人は姉妹なの?」
A「……はい、腹違いの姉妹なんです」
善逸もそれに凄い勢いで頷く
元々聞かれても言いように事前に考えておいたのだ
A「(やっぱりときと屋とは違って"
巧く鬼の気配を消してるせいで誰が鬼かは分からないけど)」
「あら!そうなの!」
A「……はい、この髪飾りも"妹が"くれた物で大切にしているんです」
「まぁ!とても姉思いの妹さんなのね!!」
A「……はい」
善逸の頭を撫でながらAは返事をする
撫でられている本人は顔を真っ赤にしているが
これくらい言っておけばもう自分達の関係性を疑う者はいないだろうと確信したAは「……私たちはこれからどうすればいいですか?」と言った
「そうね、善子ちゃんには悪いんだけど二人には別々のことをして貰おうと思うの」
A「……別々ですか?」
「Aちゃんには"蕨姫花魁"のお世話に回ってもらいたいの」
A「………」
蕨姫花魁の名前を口にした瞬間に怯えた表情になったのをAは見逃さなかった
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もか(プロフ) - やっぱり何度読み返しても素敵な作品です!!!好きです!!! (1月7日 17時) (レス) id: d8c4eb9a81 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - 神レベルで面白いです!! 頑張って下さい! (2023年4月17日 19時) (レス) @page42 id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - ほわー!!!作者様更新ありがとうございます!!めっちゃ更新楽しみにしてました!!どうか作者様のペースで更新してくださいませ!私いつまでも待ちます(真顔) (2023年4月15日 22時) (レス) @page42 id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
rei - お願いします。どうか完結まで更新してください! (2023年3月12日 5時) (レス) @page40 id: e7f57e0588 (このIDを非表示/違反報告)
shi69mahuro4ki(プロフ) - これからの夢主の行動がとても楽しみです。 (2021年5月8日 9時) (レス) id: 4ed5b60c3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2020年11月29日 22時