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交換 ページ11

You side


講義中関田さんと目があった。

もしかして、覚えてくれてたりする、、?

インパクトがある出来事だったのは間違いない。

でも、あった目はすぐそらされて隣にいる柳田さんと

コソコソ話し初めてしまった。


(まあ、だよね。顔なんか覚えてるわけないか。)



講義は無事に終わり、片付けをしてホールを出た。

(柳田さんいたな〜、りさに報告しなきゃ、、)


関田さんと目が合ったことなんてすっかり忘れて

歩いていると誰かに後ろから呼びかけられた。


「ねぇ!」


びっくりしながらも、振り向くと関田さんがいた。


「あ、えっと、なにか質問ですか?」


「俺の事、覚えてない?」

「関田さんですよね?バレーの」

「あ、いや、そうだけど。そうじゃなくて。
一昨年のWC見に来てくれたでしょ?イタリア戦。
あの時泣かせちゃって謝れてなかったから。ごめん」

「いや、そんな、全然大丈夫です!それに、泣いたのは全然関田さんのせいじゃないですし!」

「そっか」

「オリンピック、頑張ってください。今のチームならきっと大丈夫です。」

「ありがとう。こちらこそ、講義、分かりやすかった。勉強になったよ。」

そのままくるりと背を向けると走っていった。


けれど、もう一度くるりと回って関田さんが近づいてきた。


「あの、聞いていい?、、、LINE、、」

「、、えっ、、?」

「いや、ほら、うっかりドーピングは怖いし!気になることあったら直ぐに質問したくて、、」


そんなやり取りをしたあとの私の携帯には


最近友達になった人

関田 誠大



の表示。



「関田、、誠大、、」


こっそり呟いた名前にドキッと胸が鳴った気がした。

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設定タグ:龍神NIPPON , 関田誠大 , バレーボール   
作品ジャンル:恋愛
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あすか - 待ってます、! (2021年12月8日 22時) (レス) @page11 id: f2569b91b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2021年8月10日 17時

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