【男主】森の中の小さなお店【 BL 】

No,13 ページ14

狐の背中に乗り。学校の屋上へ着いた。相変わらず、二人はガン見してくるけど。

怜「お前、告白されるのか？」

睨みを効かせながらこっちを見て来た。怖いって……。

A「わかんない、ただ大事なだけかも知れないし」

涼「え〜っ！Aってモテるっぽいし、そうなんじゃないかな？」

涼「でも、Aは俺のだけど」

そう言って、頬にキスをしてきた。この人達は何なんだよ……スキンシップが多めなのかい？

しかも、狐が怒ってるし。

涼「A君の頬にキスしちゃった〜」

怜「あ？俺は……カクテル、した事あるし」

涼「絶対、無理やりだろ！」

睨み合ってるし。なんかバチバチしてますね……。

モブ女「あ、A君。お待た『チュ』……せ」

狐が、
『こいつから、誘って来たんだよ』って言って僕に、またカクテルキスって言うものをしてきた。

A「……んっ！？……んんっ……ふっ」

もう来てるなんて知らずに、僕はひたすら狐の胸板を叩いていた。
しかも、顔が真っ赤になって、腰が抜けて来た。

そして、今の体制は、僕が狐に寄りかかりながらキスをしてる感じだ。

知らない人から見たら、僕から、してるようにしか見えない。

丁度身長差が、15cm位あるから、ある意味、丁度良い。

モブ女「……あ、A君……」

僕は声を掛けられて、今、この人が居るのに気づいた。

A「……っ！違っ！誤解です！」

モブ女「い、良いですよ！続けて……邪魔しちゃいましたよね」

勘違いされてる〜。変な噂が経つ前に、誤解を説かなければ。

A「これは事故で「違う、こいつが物欲しそうな顔してるのが悪い」……」

どんな顔だよ……そんな顔してない……。

モブ女「そ、そういうの良いと思いますよ！同性愛もいいんじゃないですか？」

フォローされてるし……勘違いが増えるから変なこと言わないでほしい。

涼「おい、てめぇ！俺の嫁になに手を出してんだよ！」

怜「あ？元々は、俺の嫁」

ん？ん？ん？ん？誤解が増えるから……
ほんとやめて……引っ越さなきゃいけないレベルでやばいから。

モブ女「私は邪魔だと思うので帰ります！」

そう言って、帰ってしまった。


A「お前らのせいだぞ！何か同性愛とか、色々、勘違いされてんじゃん」

怜「俺の嫁には変わりない」

狐は堂々と言ってきた。貴方が勝手に決めたんですよね？

涼「俺の嫁……だし」

わかった！お二人さん、僕の声が聞こえないな？

あ、良いこと考えた、そうだ！引っ越そう！

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