Happy Bad End1 ページ41
「ん…？」
朝8時。布団から上体を起こして伸びをする。
懐かしい夢を見ていた気がする。
「はよっす…」
「あ、おはよーA！」
今や当たり前のようにオレの家に入り浸っているシルク。
どうせ朝食を集りに来たんだろうし、食パンでもトーストしてやろう。
「そら、朝食。」
「サンキュ。」
シルクはこの短時間でノートパソコンを開いて編集を始めていた。
その近くにインスタントコーヒーとトーストした食パン。マーガリンも添えておけば勝手に食う。
オレはと言うと、マーガリンをたっぷりと塗った食パンを牛乳と交互に口に運んでいる。
「あ……」
ふと、シルクが苦々しい顔になった。
大体予想は付く。アンチだ。しかもオレの。
25歳になったオレは、コイツらと専業の動画投稿者として活動している。家業は兄さんが継いだ。
「気にしてんなよ。普通の事だろ。」
「えー…まあこんな奴らにAの魅力を知って貰おうとは思わねーけどさ……。」
納得いかない様子だったから、腕を伸ばして頭を掻き撫でる。
それだけで機嫌は治るのだから、現金な奴。
「なぁ、ちゅーは？」
「朝っぱらから盛んな。」
すぐ調子に乗るからすぐにやめるけどな。
「で、今日何処？」
「モトキん家。料理系の動画撮るつもり。」
「了解。」
珍しいな、モトキん家で動画撮んの。
焼いて固くなったパンの耳を齧り、今日は何をするのか考えた。
「おら、とっとと食え。片付かん。」
「へーい。」
シルクが食ってる間に着替え、出掛ける準備。
一瞬で食い終えたシルクの皿も片してモトキん家へ向かう。
「なんか、こうして2人だ歩いてるとカップルみたいじゃね？」
「馬鹿言ってんじゃねーよ。」
「いて。ごめんって。」
ふざけた事を抜かすシルクにデコピンを食らわせてまた歩く。
にやつくシルクが考えている事が分かってしまう自分が嫌で仕方ない。
「おーい、来たぞー。」
「はーい、入ってー。」
モトキん家には、もうンダホとマサイが居た。
どうやら今日は珍しく全員集まって動画を撮るらしい。ちょっと遅れるザカオとダーマとぺけたんを待つ。
スマホゲームを開いてごく当たり前のように隣から抱きついてくるモトキやらンダホやらぺけたんやらに適度に構う。
面倒な事に、寄ってこないマサイまでたまには構わなければいけない。まあ良いけど。
お、2人が来た。
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かれん - あーあ。シルク達が乗り込んで来たらどうすんのやろ、、、、 (2018年11月5日 0時) (
レス) id: dba75e7956 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - ウオタミでもありますし、読みやすいんで！ (2018年11月3日 8時) (レス) id: dba75e7956 (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - かれんさん» ご閲覧頂きありがとうございます。私なんてまだまだですが、ファンだと言ってくれるのは嬉しいものです。ありがとうございます！ (2018年10月31日 0時) (レス) id: d04d043254 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - いつも見てますよ！！(他の作品も)←コメントしてます！ がんばってください！！←ファン (2018年10月28日 22時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - かれんさん» ご閲覧頂きありがとうございます。頼れるリーダーが可愛いの、良いなと思って書いてました笑 (2018年10月28日 15時) (レス) id: d04d043254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2018年10月1日 0時
