遠征 ページ25
時刻は朝5:30です。
眠気を耐えて校門前に居ます。
今日から2日間、他県に遠征に行くなんて一昨日聞いたばかりなんです。
大急ぎで準備を済ませたものだから、皆に伝えるのをすっかり忘れてた…。
Aあ、伝え忘れてたけど
A私今日から遠征
これだけうって後は電源を切って寝る事にした。
・
思い切り跳んだ昼間からは一転、夜のホテルのベランダ。
朝方電源を切った携帯を起動させると、物凄い数の通知があった。
メールは999+で電話は500オーバー…
16時間ほっとくとこうなるのか。
とりあえず電話掛けてやろ。
『もっしもーし。みんなのアイドルAちゃんだぞー?』
シルク[出るべきじゃなかった。]
『ごめん調子乗った。』
心無しかイラつきを滲ませたシルクの声に、少しばかり恐怖を覚えた。
ひとまずグループ通話を繋いで、説明という名の言い訳をしておく。
まあ、予想はしてたけど…怒られるよねー。
『でもさー、心配だったとはいえメールカンストするまでって…。』
ダーマ[わり、7割俺だわ。]
『まさかのダーマ。』
通話も確認してみると、これまた半数以上はダーマからだった。
皆からのメールの内容と留守電は心配する内容でばかりで、どれだけ心配をかけていたかが嫌という程分かる。
留守電を片っ端から開けていく内に、奇妙なものを見つけた。
[なあ、早く行かねーと…あ、ミスった。]
これだけのメッセージ。
声の主は我らがリーダーシルク…なんだけど。
いつものお気楽な彼のものではなかった。
聞くべきかどうか迷って、結局やめた。
消灯時間になるし、本当はくだらない内容かもしれない。
それに、本能がやめろと言うのだ。
直感を信じて損した事はないし、また電源を落として仲間のいる部屋で眠りに就くことにした。
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レイ(プロフ) - こーゆーのまじで好きです…。やばい。みんなのヤンデレほんとに好き…最高でした…!!!もしも続きがあれば楽しみにしてます!別作も頑張ってください!応援してます! (2020年4月11日 18時) (レス) id: 9045735352 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - どんどん怖くなってゆく、、、、、まぁ好きな人に殺されるなら本望かな? (2018年10月27日 17時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
Kako(プロフ) - 狂気の歯車は止まらないってわけですね…。 (2018年10月25日 18時) (レス) id: d79f67c83a (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - りょうさん» 最後までご閲覧頂きありがとうございました!ラストとの落差すごいなって自分でも思ってたんですけど、楽しんで頂き何よりです! (2018年10月13日 17時) (レス) id: fe0d9e5760 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結おめでとうございますー!もう、ヤンデレ具合が最高でした!ラストはちょっとドキドキして...とにかく面白かったです!これからも頑張ってください! (2018年10月13日 11時) (レス) id: 60a3c2e8e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊達。 | 作成日時:2018年9月16日 14時