アスレチックハプニング！ ページ4
side：Silk Road
朝8時45分。何となく早い時間に着いた集合場所の駅前。
そこに認めたのは大好きな弟の姿。
『おっ、はえーなA！』
A「そう？楽しみでさ。」
誕生日に買ってもらったという一眼レフを弄る姿はサマになる。
マサイと話が合いそうな気がするな、って思っている内にあいつらも来た。
ンダホまで来たのだから、余程楽しみだったのかもしれない。
……Aは、俺の部の後輩で、弟なのに。
なんて頭の片隅に浮かんだ疑問を拭い去って、目的地へ。弟が友達と仲良くするんだ、邪魔してどうする。
side：A
アスレチックまでは電車で2駅。駅の付近にあるというそこへ徒歩で向かい、着いた。
『うわ…でっか……』
そこに広がるのは巨大なアスレチック施設。1日では到底回れなさそうな程のスケールにワクワクする。
因みに今日の僕の服装はパーカーに運動用スパッツとバスケのズボン、スニーカーです。普通の運動する人です。
モトキ「A君はどこ回るの？初級、中級、上級あるっぽいけど…。」
『無難に中級から回ります。』
モトキ「じゃあ俺も…(シルク「モトキは俺と上級！」ええ…A君と回りたいのに…」
『…すぐ追い付きますので。』
何故モトキさんにそう言われるのか。もしかしたら好かれてるのかも、なんて思いながら同じく中級を回るザカオさんとダーマさんとぺけたんさんと入口へ。
1番後ろでやってるのですが、やっぱり安定感ありますね。流石普段から行ってるだけあります。負けていられません。
飛び石を越え、雲梯を越え、ゴール目前。
ぺけ「うわっ、」
ザカオ「ぺけ！？」
先頭のぺけたんさんが踏み外し、落ちかける。
受け止めようと手を伸ばす、が。
ザカオ「ってて…ぺけ、無事か？」
ぺけ「ご、ごめ…足……！」
何が起きたのでしょうか…。僕も分かりません……。
え、と、目の前で起こっていることをそのまま言うと……
"転びそうになったぺけたんさんをザカオさんが支えようとしたけど出来ずに一緒に倒れた。ザカオさんはぺけたんさんの腰に手を回している。"
……えっ、ちょっ、ま、え？最高かよ……
ザカオ「大丈夫だぞ？痛くない。というかそこ結構滑るのな。」
ぺけ「あ…うん…。ごめん、ありがと、ザカオ。」
ザカオ「気にすんなって。」
ありがとうございます完璧なザカぺけです。
ダーマ「A何してんの？」
『五体投地です。』
ダーマ「あ…そう。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊達。(プロフ) - OSOさん» お久しぶりです。今回もご閲覧頂きありがとうございます！また読んで頂けるよう精進します。 (2019年3月19日 23時) (
レス) id: d04d043254 (このIDを非表示/違反報告)
OSO(プロフ) - お久しぶりです。今回も、とても面白いです！更新、頑張ってください！ (2019年3月19日 15時) (レス) id: 57c1452f23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊達。 | 作成日時：2019年3月9日 18時
