1部お見せしましょうか。 ページ3
僕は腐男子であると同時に物書きです。
普段からメモ帳にネタを綴っては携帯にまとめ、時にはコピーして冊子にします。…あ、それらは厳重に保管していますよ。
で、その1部をお見せするのなら……
［報われることの無い思いと、知っていた。
届かぬ思いと分かっていた。それでも。
「俺はお前が好きになっちゃったんだ。シルク。」
「……マサイ。」
ああ、こりゃ引かれたな。大人しく諦めよう。まだ、Fischer'sとして、仲間として、友達として傍に立てるとは思っていない。
泣きそうに顔を歪めた彼の隣に、俺は相応しくない。ごめん、一言告げて背を向ける。けれど、それは掴まれた手首が遮った。
「待てよ。俺、なんも言ってねーだろ。」
「…っ、でも！気持ち悪いだろ、俺もお前も男なのに、こんな……！」
「俺が！」
こっちが今度は泣きそうになりながらの言葉を、叫ぶように切られる。懇願の響きに、思わず何も言えないで黙るしかない。
そんな俺に、シルクは。
「俺が、断らないとか…俺もって言う可能性は、お前の中にねーのかよ。」
震えた声。俺の背中に埋められた額。そっと振り向いた先に見えた背中は、いつもの頼れる背中ではなく。
ただ、ただ困惑する。俺はこのままこいつに伝えていいのか。この行動の意味を、知っていいのか。］
……ふぅ。やっぱりこの2人は至高です。勿論他の方々のもありますが最近のだとこれですね。
さて、ちゃんと保存しなくては。
シルク「よーっすAー！何うってんの？」
『連絡事項。』
シルク「真面目かよ。」
ごめん兄さん。でも聞きたくないでしょ？というか、僕が話したくない。
『あなたでBがLする小説を書いてた』、なんて、絶対。
シルク「あ、そうそう。A、次の日曜部活休みだろ？あいつらとアスレチック行くんだけどよ、Aも来ねぇ？」
『良いの？なら…行きたい。』
ネタのために。
即答と言ってもいい程の僕の反応に、シルク兄さんは嬉しそうに笑った。
シルク「っしゃ！なら朝9時に○○駅前な！」
『はーい。』
さて、と。
日曜日は一眼レフとスマホのバッテリー必須だね。
『ふふふふふふ…！』
仏頂面を解いて笑う僕を、周りは不気味なものを見る目で通り過ぎて行った。
…悪かったですね、気持ち悪い笑い方で。
アスレチックハプニング！→←とても…楽しいで、ふふふふふふふ！
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伊達。(プロフ) - OSOさん» お久しぶりです。今回もご閲覧頂きありがとうございます！また読んで頂けるよう精進します。 (2019年3月19日 23時) (
レス) id: d04d043254 (このIDを非表示/違反報告)
OSO(プロフ) - お久しぶりです。今回も、とても面白いです！更新、頑張ってください！ (2019年3月19日 15時) (レス) id: 57c1452f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2019年3月9日 18時
