青い狂気─ms side─ ページ20
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再婚したと言う母から、相手方の娘を引き取って欲しいと言われ、口を挟む間も無く引き取る事になった日。
約束の時間にインターフォンが鳴り、嫌々玄関に向かった。
『はいはーいっと…』
扉を開けると、そこには身長の高い女性が怯えた様子で立っていた。
A「あっ…マサイさんのお宅ですよね？私、上木Aと言います。これから、よろしくお願いします。」
礼儀正しく頭を下げる彼女に、俺はどう見えたのだろうか。きっと間抜け面をしていた筈だ。
─一目惚れと言っても過言では無い。
勿論、一緒に生活していく内にそれ以上にAの中身に惚れていっているのだけれど、それ程までに第一印象が強烈だった。
ちょっとご飯を食べたりゲームをしたりしているうちに少し表情が和らいできたから、お互いに質問をし合って。Aがバスケをやっていた事とか、オムライスと鶏肉のトマト煮込みが得意料理だという事とか、身長が未だにコンプレックスな事とか、羊羹が好きな事とかを知ったのはこの時。
『Aちゃんは妹さんとか居るの？』
A「年の離れた妹が居ます。後、ちゃん付けはいりません。」
『そう？分かった。じゃあ、Aも俺の事実の兄だと思ってくれていいよ。』
A「そうですか？じゃあ…マサイ兄さん…ですかね？」
照れくさそうに俺を兄と呼ぶAを、単純に知りたいと思った。
その時は、家族になる人を知りたいと思うのは当然だって思ってた。
それがどんどんエスカレートしていって、遂には部屋に盗聴器やカメラをつける程になった。
知りたい気持ちはいつからか過剰な愛慕に発展していった。
Aが俺より早く懐いたFischer'sのメンバーがちょっと…いや、かなり憎く思ってしまう時もあった。けれど、こいつらも俺と同じように感じていると知ってからは協力関係になった。
Aを知りたい。
Aに触れたい。
Aの声を聞きたい。
Aをずっと見ていたい。
それでも、俺達は兄妹だから結婚は出来ない。
Aを愛した時から分かりきっていたバッドエンド。それでも良かった。
半分諦めながらAを愛していた。それなのに、シルクがあんな事を言うから。
シルク「そーいや義兄妹って結婚できるらしいぜ。」
調べてみると、養子縁組を組んでいない義兄妹どうしは結婚するのに法律上なんら影響が無いという事らしい。
あ〜あ、諦められないじゃん。
『愛してる。』
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Kako(プロフ) - 普通に分析してないで、警察に行きましょう(笑) (2018年11月21日 8時) (
レス) id: d79f67c83a (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ほんともう…大好きです！！ヤンデレ好きなのにプラスでフィッシャーズとか…！！これからも応援します！！ (2018年10月29日 18時) (レス) id: d1bd9df2a1 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - やべぇ、、、、、、、、 (2018年10月27日 19時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
もっきゅー - すいません、名前もきゅーじゃなくてもっきゅーです (2018年8月31日 21時) (レス) id: 02c268e020 (このIDを非表示/違反報告)
もきゅー - 面白かったです！最後の場面では鳥肌が凄かったです（笑）私もヤンデレ系統の作品を書いているところなので良かったら見てみてください！続編が出たら見ます！ (2018年8月31日 21時) (レス) id: 02c268e020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2018年8月9日 21時
