第4話 ページ6
え？え？え！？
なんっ、どっ、えっ！？
どうしよう、こんなこと聞いてない。
練習してないことなんて完璧にできない。
その時、クスリと笑い声がした。
「このソファー、気に入っていただけましたか？」
え、この人なに言って………
「っす、すみません。お見苦しい姿を…申し訳ございません…。」
この人、私がいつもと違うソファーにはしゃいでるのを笑っていたんだ。
余裕を持って接しろとお父様にも言われたじゃないか。
きちんと座り直して、向かいに腰掛けた彼を見る。
やっぱりこの顔と長時間向き合うのは辛い。
いつ見惚れて隙ができるかわからない。
恐ろしい人だわ。
「改めて…はじめまして、グルッペン･フューラーと申します。」
「佐藤 Aです。本日はお会いできて光栄です。」
微妙な空気が流れる。
そりゃあそうよ。いきなり2人きりにされても困るわ。
「……失礼ですが年齢は？」
「17歳です。」
少し驚いている。
……ちょっと大人っぽくし過ぎたかしら。
グルッペン様は1人納得したような顔をしているけど
また話題が途切れた。
「……あの、グルッペン様はこのように女性とお会いする機会はよくあるのですか？」
間違えた。
絶対違う。こんな話しない。
ほら、なんか微妙な顔してる。
「…はい、度々ありますね。」
「そ、うなんですか。やはり結婚の申し込みで…？」
なんで重ねて質問しちゃうの！？
この話題を終わりにするのが大事でしょうに！
「ええ。……Aさんもですか？」
冗談交じりに尋ねてくる。
「は…い、貴方様の傍に居たいと、強く思っております。」
このセリフもなかなかに恥ずかしい。
伺うように見つめると先ほどよりも深い笑みを浮かべた。
……間違ってなかったのかしら。
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ルリ(プロフ) - すっっごく面白いです！！！応援してます！！更新頑張ってください！！ (2019年12月1日 0時) (
レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - うへぇ…お帰りです〜、椿ちゃんのほうも復活ですか? (2019年9月23日 18時) (レス) id: 98934c9ea5 (このIDを非表示/違反報告)
はったり - 推しが毒素だからいいのだけれどトントンとくっつくと思うとチクチク来るなぁ (2019年9月23日 16時) (レス) id: 41ac5a4538 (このIDを非表示/違反報告)
雨ヶ谷 Q(プロフ) - まむしさん» あ、良かったです、心置き無く読者に戻ります〜大好きです！ (2019年9月9日 1時) (レス) id: 979aff1ee1 (このIDを非表示/違反報告)
まむし - わかりました！！あ、ご迷惑をおかけしました…！ (2019年9月9日 1時) (レス) id: a1ee0471bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まむし x他1人 | 作成日時：2019年8月12日 21時
