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月明かりに照らされて ページ13
天童としばらく歩いて、分かれ道に差し掛かった
「私こっちだから」
と、手を振ろうとしたその時
天童「っ…おれね！」
少し大きめの声で言われる
動きを止める
天童「これからずっと《月が綺麗》って言うから」
毎日1回は言うから！くどいと思うけど、でも、聞いてほしい！月が綺麗って…と、一生懸命に伝えてくれた言葉は、悲しそうで、でも、強く、私の胸に刻まれていくような
儚かった
月明かりに照らされて、綺麗だった
儚く綺麗だったんだ
とても、印象に残った
天童「じゃあね」
と言って、天童は走って行った
分かれ道で1人、月明かりに照らされた顔は、酷く紅かった
これじゃあまるで…
help！！！！助けてくれ！！ほんとまじで！心臓が！！耐えられない！！！！！→←気にしちゃうのは仕方がない。仕方が…ないんだぁぁぁぁぁぁ！！！
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作者名：裡古都 | 作成日時：2018年3月13日 22時
