今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:17,991 hit
小｜中｜大
準備 ページ3
私の配属先が決まった翌日。
私はこの孤児院を出る準備を………と言っても、そんなに所持品はないのだが。
「この部屋とも今日でお別れ……か」
食事の為の椅子と机、そしてベッドという簡素な部屋。
しかし、掃除などはしておらず、どれも汚れていた。
まぁ、いい。早くこんな所出てしまおう。
部屋の扉を開けると、そこには職員の１人が立っていた。
職員「遅いぞ、3118番。５分以内と言った筈だが。」
………いくら荷物が少ないとはいえ、そんな短時間で出来るわけないだろう。
そんな本心を噛み殺して私は頭を下げる。
『申し訳ございません、少し手間取ってしまいまして………』
そういうと、職員は鼻で笑って目の前を横切っていく。
着いてこい、そう言いたいのだろう。
私は静かに職員に着いていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
設定タグ：刀剣乱舞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：手李亞 | 作成日時：2019年3月13日 14時
