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プロローグ ページ1
身寄りのない子ども達。
幸せを知らない子ども達。
笑顔を見せない子ども達。
そんな子ども達が集められた、孤児院。
私は知っている。ここはただの孤児院ではないことを。
この中から優秀な人材を…いや、駒を選出する国の道具箱だ。
……………………こんな私達に何を求めるのか。
ここは刑務所みたいな所だ。なぜかって？
私達は名前を持たない。
故に、番号をつけられ、番号で呼ばれる。
毎日、勉学や運動など……道具として扱われるための教育を受ける。
全ては国に駒として使われる為。
私達に、人権なんてモノはない。
私達は、駒であり、道具なのだ。
そして………
「3318番、国からの命令だ。」
「審神者に、なれ。」
今日は、私がこの地獄を出て。
国の駒になる日だ。
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作者名：手李亞 | 作成日時：2019年3月13日 14時
