守る為に、助ける為に【ハロウィンの花嫁】 (ページ10)

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9話ページ10

佐藤刑事はコナン君を招き入れると重そうな資料らしきものをダンッと机の上に置いた

「これは？」

佐「松田君のことについて書かれているものよ。こんな物なくてもアイツとの1週間はよく覚えてる。…高木君には内緒よ？」

そう言って笑みを浮かべる彼女を見てコナン君は苦笑する

私はこっそり日報の中身を見る

中には彼のことについてびっしり書かれていた

私は懐かしいという感情を抑えつつ2人に向き合う

コ「すごい刑事だったんでしょ?松田刑事って」

佐「ええ、態度がデカくて口が悪くて、でも…」

佐藤刑事が思わず言葉を詰まらせてしまう

確か、佐藤刑事は松田君のこと…

コ「Aさんは？」

「え？」

コ「Aさんも松田刑事と知り合いだったんでしょ？」

佐「あ、私も気になってたわ。松田君とはどういう関係なの?」

私は急な質問に吃驚しながらも手を振って話す

「関係って言われても…ただの友達ですよ！」

コ「じゃあAさんから見た松田刑事はどんな感じだった？」

「…そうだねー…当時は本当にちっちゃくてあんまり覚えてないけど、器用だけど変なとこで不器用で素直じゃない人だったな。」

コ「そっか…」