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14話 ページ15

渋谷の月参寺では佐藤刑事、高木刑事がお寺の住職に事情聴取をしていた

住「はいはい、彼らのことならよーく覚えております。」

佐「“彼ら”とは松田君にAさんのことでしょうか?」

住「いいえ、数年前まで5人で来られていましたよ」

「「5人!?」」


まさかの回答に2人は同時に顔を上げた

そんな2人をよそに住職は話を続ける


住「皆さん、萩原さんの同期だと言っていました。でも、あの小さい女の子だけは萩原さんのお友達と言っていました。1人で新幹線に乗ってきたと言う物ですからよく覚えてますよ」

佐「女の子…Aさんのことね。あの、3年前に来た時のこと覚えてらっしゃいますか?何時ごろにきたとか。」


佐藤刑事の質問に住職は考えてから話し出した


住「毎年午後3寺過ぎくらいだったと思います。ただ、どう言うわけか最近は参拝される人数が減っていき、去年はお二人に…。寂しい限りです」


住職は眉を下げて悲しそうに言った


高「その2人の名前はわかりますか?」


住職は思い出そうと考え「そう!」と言って名前を口にした


住「ミナトさんとフルヤさんと言う方々だったと思います」

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作者名:さくらもちだいふく | 作成日時:2023年1月3日 22時

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