・ ページ4
「本当はいけないことなのですが、お伝えしておいたほうがよろしいと思いまして」
分厚い冊子を開いて、とあるページを我々に見せた。
1番上に書かれているのは【紅月A】という文字。
見覚えのあるそれは、個性登録届けの用紙だった。
「これは？」
「どこから提出されたものかは言えませんが、
以前とある機関から提出されていた個性登録届けです。」
「少々お借りします」
その厚さは他の患者や生徒のものよりも遥かに分厚いものだった。
それに加え、パッと見ただけで1枚に書かれている文字数が異常に多いことが分かる。
『紅月李愛
【個性】
ヴァンパイア
【詳細】
血液操作を行う。
不老不死のため外傷によっての絶命は困難。
心臓を個性によって直接破壊されれば絶命
の可能性は極めて高いが、一瞬で塵のように
粉々にしなければならない。
日光や十字架に拒否反応なし。
その他の部位の個性による攻撃は無効化される。
血液未摂取による空腹によって自我を失うと、
手当り次第殺害し、血液を摂取する。
そのため3日に一度は血液摂取が必要。
定期的に輸血パックを病院から頂かなくては
ならない。
飲んだ血の持ち主と同じ個性を使うことも可能
だが、相手の首筋から牙を使って吸血した場合
は、その相手もヴァンパイアとなる。 』
普通は個性のみ書いて終わるはずだ。
それなのに詳細がここまで書かれているということは、それほどまでに注意が必要な強力な個性だということ。
そして、ここまでのことを書けるということは、
それほど多くの実験を行った結果。
「なんてことだ。
…すぐにオールフォーワンと話をしたい。
手続きをおこなってくる。」
「はい。
ここには俺が残ります」
「ありがとう相澤君‼」
これを持ってきてくれた主治医の先生に会釈をして、病室を飛び出した。
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のえたん(プロフ) - akuaさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきます(^o^) (2019年6月18日 15時) (
レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
akua(プロフ) - リクエストお願いします！弔が個性で子供になる話読みたいです！ (2019年6月18日 10時) (レス) id: 00971fdcab (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - レイさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - のえたんさん» リクエストよろしいですか？弔と夢主ちゃんがヒーロー基礎学の授業に出るお話を書いてほしいです！ (2019年6月15日 23時) (レス) id: d0447010f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ここまで読んでいただきありがとうございます！番外編もがんばりますので、よろしくお願いします(^^) (2019年6月9日 15時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえたん | 作成日時：2019年5月10日 17時
