69:“カジマ” ページ9
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行かなくていい、側にいて。目がそう言ってる。でも口にしないのがジョングク。
私だって居たい、ここに。怪我をしてるジョングクの側に居たいに決まってる
でも、
「……今日、逃げたらダメな気がする。」
JK「………ヌナ」
「お願い、行かせて。すぐ帰って来るよ」
散々逃げて顔を背けて来たけどもうそうは行かない。テヒョンと話して何もかも終わらせて、初めてジョングクだけを見れるから。
私はジョングクを愛していきたいからその為にテヒョンと向き合わないと。
「私が帰って来る場所はジョングクでしょ？待っててくれるんだよね」
JK「…待つよ、それでヌナが遅かったら迎えに行くから。まぁ今回は安静にって言われてるからジニヒョン達向かわせるけど」
「ソクジンさん何でそんな使いっぱしりなの」
みんな この男、甘やかし過ぎじゃないだろうか。いや私も人の事言えないけど。
JK「あーそっか、俺ってヌナの帰る場所なんだ？」
「…取り消していいかな」
JK「いやダメだから。今更テヒョンが良い〜って泣いても俺、絶対ヌナの側に居てやるから」
「言わないんで。」
JK「どうだか。」
腰部分にある枕に思いっきり背を預けて皮肉めいた顔で笑う。
ハッ、と鼻で笑って窓の景色を眺めてる。
「…もう、自信持っていいんじゃないかな」
JK「…は？」
「テヒョンより愛されてるって思うくらいしても良いよ」
私が椅子を引いて立ち上がるのとジョングクが窓から私の顔に視線を移したのは同時だった。
「……まだ足りないかもしれないけどジョングクが愛される人間だって証明出来るよ。私」
JK「ヌナ、待……いった！！」
「大人しく待ってて本当。」
私の腕を掴もうとして動いた弾みにあちこち打撲した身体が悲鳴を上げたらしいジョングクが、痛みで涙目になりつつ私を見る
JK「あー…マジで痛い。ヌナが居てくれたら俺我慢できるんだけど。」
「そんな無茶な…」
行かなきゃダメだって言ってるのにジョングクはこれでもかって位引き止める。
それを振り解けない私も相当だ。
まるで言葉一つで魔法にかけられたように足が止まる
JK「…ヌナ」
不意に電源を落とした携帯が落ちる
JK「……カジマ。」
ーーー…それを拾えないのは、ジョングクが私を腕の中に閉じ込めてるから。
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choco - 今まで見た作品の中で1番好きな作品になりました。ありがとうございます！ (2022年5月23日 19時) (
レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
mimi39901065(プロフ) - 初めまして。夢小説にハマるきっかけをくれた作品で、本当に何度読んでも胸が一杯です。素晴らしい作品ありがとうございます。 (2022年2月13日 20時) (レス) id: 96f9571aaf (このIDを非表示/違反報告)
noooooon24(プロフ) - 好きすぎて3回も見ました！本当に感動作です。この2人の続編が見たいです、できたらすっごくイチャイチャラブラブの2人の幸せを見たいです！勝手なお願いですがぜひお願いします。ここまで大好きな作品なかなか出会えないので、、 (2022年2月2日 22時) (レス) id: 8c9cc794ae (このIDを非表示/違反報告)
プルメリア(プロフ) - 初めまして。お話を読んで涙が止まりませんでした。素敵なお話ありがとうございます。 (2021年9月4日 9時) (レス) id: 73d93b58ca (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - お話が素晴らしすぎました！ストーリー引き込まれ、大号泣しながら一気読みしてしまいました。とてもいい作品をありがとうございました。 (2021年6月20日 3時) (レス) id: 8c7ead2968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただのルート
| 作成日時：2019年10月31日 14時
