64:心配性気味な親友と ページ4
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side TH
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俺の物より多かった女物は全て無くなって随分とシンプルな部屋に戻った。ていうか元々こんなに広かったっけこの部屋。
TH「あー…疲れた。」
ボスンッと背中からベッドにダイブ。ここ数日、怒涛の勢いで片付けたし…一応消臭剤も撒き散らしたし、骨が折れた。
でもこれでAが痛々しい顔しなくなるならいいよもう。
ずっと気に入ってたあのピアスだって最近してない
Aとお揃いじゃなきゃ、意味ない。
TH「…そろそろ家出たかな」
プライベートの時にピアスをしてない代わりに俺はブレスレットを付けるようになった。
まさか、Aがあんな風に俺に言い返してまでピアスの事を気にしてたなんて、知らなかった。
……あれはAのなんだよ。ピアスは今はリラのだけど、このブレスレットだけはAと俺のだから。
…頼むから、俺の手を離さないで。もう一度俺の手を取ってよ。
TH「…げ、電話。」
ベッドに倒れ込んでる時に限ってテーブルの上。仕方なく手を必死こいて伸ばしたりしながら携帯を手に取り通話を繋げる
これで間違い電話とかだったら怒るんだけど。
TH「…もしもし」
JM『何その声。Aだったらどうすんの』
TH「Aの着信音じゃないし。ジミナおはよー」
JM『おはよう。片付けは？』
TH「終わった…！過労死しそう、助けて」
JM『自業自得。』
うわ、冷た。ドライアイス並に冷たいんだけど。
まぁ電話越しでもジミナの声はどうにも安心するからつい笑い返す
ベッドに大の字になったまま、ふ、と目線をずらせば視界に飛び込むのはブレスレットが入った包装されたままの箱。
JM『はい、テヒョン。今日やる事は？』
TH「Aに全部謝って話す事。好きって言うこと、ブレスレットあげること。」
JM『ピアスの件も説明しな。』
TH「わかってる…」
きっとAなら分かってくれるから。
目を閉じてジミナの声に耳を傾けると
JM『…もう泣かすなよ。それとお揃いのブレスレット、喜ぶと良いな。』
TH「ん、そうだな。」
今度は、一緒に付けられれば良いな。
未来を考えて顔を綻ばせてAを待つ俺。
約束の10時は過ぎようとしていた。
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choco - 今まで見た作品の中で1番好きな作品になりました。ありがとうございます！ (2022年5月23日 19時) (
レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
mimi39901065(プロフ) - 初めまして。夢小説にハマるきっかけをくれた作品で、本当に何度読んでも胸が一杯です。素晴らしい作品ありがとうございます。 (2022年2月13日 20時) (レス) id: 96f9571aaf (このIDを非表示/違反報告)
noooooon24(プロフ) - 好きすぎて3回も見ました！本当に感動作です。この2人の続編が見たいです、できたらすっごくイチャイチャラブラブの2人の幸せを見たいです！勝手なお願いですがぜひお願いします。ここまで大好きな作品なかなか出会えないので、、 (2022年2月2日 22時) (レス) id: 8c9cc794ae (このIDを非表示/違反報告)
プルメリア(プロフ) - 初めまして。お話を読んで涙が止まりませんでした。素敵なお話ありがとうございます。 (2021年9月4日 9時) (レス) id: 73d93b58ca (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - お話が素晴らしすぎました！ストーリー引き込まれ、大号泣しながら一気読みしてしまいました。とてもいい作品をありがとうございました。 (2021年6月20日 3時) (レス) id: 8c7ead2968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただのルート
| 作成日時：2019年10月31日 14時
