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05:嘘を吐くということ ページ5

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テヒョンに合わせて有給を使って、それで私に何が返ってきた?



少しの間だけテヒョンの側にいれた。



それだけ。













「……すみません、はい、お願いします、」











突然の有給休暇なんて取れる訳もなく。そして、有給を使うのはやっぱり出来なくて。



…私は仮病を、使ってしまった。



通話を切ると にやにや笑ってる悪魔。














JK「…ふは、嘘つき」



「誰のせいだと思ってんの」



JK「さぁ。」












すっかり遠慮せず、ソファから少し足をはみ出させてゆっくり私を覗き込む大きな瞳。



…私は何でこんな奴を家に上げたんだろう。そして、テヒョン以外の男を上げるのは初めてだ。













「…ねぇ、」



JK「なに?」



「あの子の事、愛してるって言ったのは本音?」



JK「それ聞くの」













なんだか急に疲れてしまって。



占領されてるソファを眺めつつ腰を下ろすと、そのクリクリの綺麗な瞳はふわり、寂しげに微笑んだ













JK「…本音。ていうか、本心じゃなきゃ言わない」



「…………え、浮気してたんじゃ、」



JK「最初はあいつだけだった。俺、初めの方はちゃんと1人しか相手にしないし」














ごろん、狭いソファで軽く寝返りを打って、私にその顔を向けてくる



彼の耳には黒いごつめのピアスだけ。













JK「でも段々、浮気してないのに疑われるようになって。お前だけって言っても信じないし。」



「…だから本当にしてやろうと?」



JK「ご名答。でも1番の理由はあいつが俺を好きじゃなかったからだけど」














あの子を好きだった、と呟く彼の瞳は熱っぽくて。



その目は昨夜に見たな、と考えてしまう私は重症。



…テヒョンとこの子を重ねてどうするの。私。












JK「お姉さんは男いんの?あ、居たら俺を家に上げないか。」



「…キミ、生意気。」



JK「キミじゃなくてジョングク。…チョン・ジョングク。」



「チョンくん、」



JK「ジョングク。」












…あぁ、名前で呼べと。面倒くさいな。












「ジョングク……っ!?」



JK「お姉さんは、俺のこと、好きになれる?」












私の腕を軽く引っ張って、顔を近づけるジョングク



返答に困ってると、まるで助けるように鳴り出す着信音。相手は、










「……ジミン、」

06:連絡は自分で取れ→←04:私の休みは彼の休み



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さや - 大好きです!応援してます (2020年10月4日 18時) (レス) id: 4e28762ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - knnntrkさん» 有難うございます、テヒョンを応援してくださっている方が本当に多くて愛され具合と申し訳なさが凄いです…(笑) 続編で話数さえ足りればアナザーやif物語を検討してみますね、一先ずは本編の更新を頑張ります! (2019年10月31日 19時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - す。本編ももちろん応援しています^_^ (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - この作品大好きです。他の方もコメントされてますが、タイトルを見るからにジョングク落ちだとわかってはいても この作品のテヒョンが好きすぎてテヒョン落ちを願ってしまいます!余裕がありましたらぜひアナザーストーリー見てみたいで (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - のあさん» コメントの方を有難うございます、そして落ちはもう題名を決めた時から既に決まっていたので…本当に申し訳無いです、話数さえあればifとして作れると思いますので少し検討してみますね! (2019年10月29日 2時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ただのルート | 作成日時:2019年10月2日 9時

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