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17:吐き気がするんだよ ページ17

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side JK


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JK「う”…、」








パチリ、目が覚めた時には白い天井と付いてない電灯。カーテンから差し込む朝の光が目を直撃。



眩しさに耐えきれず片目を閉じて己の格好を確認。



体の下半分はソファの上部分に足を引っかけて、上半身は見事にソファからずり落ちてた











JK「あー…俺の家、じゃないし。どこ。ヌナ?」










間取りだけは同じだけど生活感がない部屋。



ていうかもう11時じゃん。寝すぎた。



何故か見覚えない毛布が床に落ちてて、あぁヌナが掛けてくれたのか。なんて思う











JK「…………何、これ」










机にはトーストとスクランブルエッグとかコーンスープが置いてあってラップ済み。



ご丁寧に“ジョングクの”と書かれてる。



ねぇ、ラップに直に書くならメモの一つくらい残してくれても良くない?










JK「…ふぁ、ねむ、」











よくまぁ不貞寝してた俺を残して出かけたな。普通部屋荒らされたりしたら、とか考えると思う




…いや、荒らすほど物がない。この部屋。




妙に納得しつつ用意された朝食に手をつける前に、俺は隣の自分の家に向かう











『ジョングク!』



JK「……は?」



『何で隣の家から出てくるの…?』



JK「あぁ、…なに、何か用?」











俺のキーケースを差し出してくるソイツを睨みながら、パシッとケースだけ受け取る









JK「…俺らもう別れたのに、まだ何かあんの?」



『ごめん…』



JK「…は、」



『ジョングクが浮気してても我慢するから…、だから、お願い。やり直そう?』












吐き気がした。




冗談じゃなく。こんなんだったらケース取られたままでも会わない方が良かった




その目は、俺を逃がしたくないと言ってる。女子に人気なジョングクを。




その濁った目に映る俺は機嫌最悪で。












JK「…………帰れよ、」



『ジョングク、私はジョングクが好きだから…!』



JK「ッどっか行けって言ってんだよ!!」









力任せにガン!!と、ヌナの家のドアを殴り、そのまま俯いて言葉を吐き捨てる









JK「お前らが好きなのは俺じゃないだろ…。どっか、行け。もう来るな」









怯えた足取りで遠ざかる、そいつ。



俺はその場にずるずる座り込む。






JK「…………最悪、」












ーーー…俺が欲しい物は、誰もくれない



…偽物の感情なんて俺は要らないんだよ、

18:ヒョンの言うことは絶対→←16:今日も心は迷宮入り



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さや - 大好きです!応援してます (2020年10月4日 18時) (レス) id: 4e28762ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - knnntrkさん» 有難うございます、テヒョンを応援してくださっている方が本当に多くて愛され具合と申し訳なさが凄いです…(笑) 続編で話数さえ足りればアナザーやif物語を検討してみますね、一先ずは本編の更新を頑張ります! (2019年10月31日 19時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - す。本編ももちろん応援しています^_^ (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - この作品大好きです。他の方もコメントされてますが、タイトルを見るからにジョングク落ちだとわかってはいても この作品のテヒョンが好きすぎてテヒョン落ちを願ってしまいます!余裕がありましたらぜひアナザーストーリー見てみたいで (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - のあさん» コメントの方を有難うございます、そして落ちはもう題名を決めた時から既に決まっていたので…本当に申し訳無いです、話数さえあればifとして作れると思いますので少し検討してみますね! (2019年10月29日 2時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ただのルート | 作成日時:2019年10月2日 9時

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