6号車のお話 ページ3
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『私といて楽しい？』
「ん？」
『ゆーすけ君は私といて楽しい？』
「うん。すごく」
『どうして？』
「なんでかなぁ。すごく落ち着く」
『…私明日死ぬかな？』
「そんなことないよ。」
『いつまで生きれる？』
「ずっと」
『ここからはいつでれるの？』
「…………それはわからない。ごめんね」
『ううん。』
『病院って本当にきらい』
「僕はすきだよ。」
『どーして？』
「Aと会えるから」
「僕さ。Aのことさ」
『やめた方がいいよ。』
「…すきだよ」
『私は好きじゃない』
「うそだ」
『…ほんとだもん』
「僕はAになにがあってもずっと、一生好きでいれる自信ある。」
『わたしがしんでも？』
「死なないよ。」
『わからないって言われてるもん。もしかしたらあした死ぬかも』
「じゃあその時はそばに居るね。」
『…好きな人がしぬのって辛くない？』
「辛いよ」
「だけどAはいなくならないでしょ？」
『…………』
「僕はもうなにも失いたくないんだよ」
「…だからA。僕のそばにずっといて？」
『…うん。』
「……僕がしなせないよ。これからもこーやって2人でお話しよ？」
『うん。』
「大好きだよ、A」
『…ありがとう』
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「A。」
『………』
「僕も。しのうかな」
「楽しかったよ。」
「ごめんね。僕がしなせないって言ったのに」
「Aがいない世界なんてたのしくない」
「でも。大好きな君が僕には生きてほしいって言ったからしなないんだよ？」
「君の分まで生きるよ。」
「A」
「だいすき」
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作者名：なん | 作成日時：2017年7月17日 4時
