45話 ページ46
〜No side
Aが体育館を出た後、その場に残された者たちに沈黙が生まれる。
西谷はすぐに烏野のへ戻り、Aが居なくなり話す相手が居なくなった星海もチームに戻った。
松川「木葉クン、Aと随分と親しげだったね。仲良いの？」
木葉「幼なじみだけど。そっちこそ距離近いんじゃねーの？」
花巻「俺らのかわいい後輩デース」
木葉と二人の間に火花が散る。
その異様な光景にお互いのメンバーが寄ってきた。
赤葦「何してるんですか木葉さん」
木兎「不破の話か！？良い奴だよな！」
及川「なになに？Aちゃんの取り合い？俺も混ぜて！」
岩泉「何やってんだ？」
それなりの人数が入口付近で火花を散らすのは、嫌でも注目を浴びるわけで。
他の選手も気になって寄ってくる。
孤爪「なにこれ...」
黒尾「烏野マネちゃんの取り合いだと。確かに良い子だよな」
二口「くだらね。青根、もっかいブロック練習やるぞ」
天童「ン〜？ナンの人だかり？」
牛島「烏野に強いマネージャーが居るらしい」
瀬見「強くはないと思うが」
宮侑「へぇ〜、可愛ええんやて。気になるな」
宮治「はよ飯食いたい」
佐久早「うわっ、あそこ絶対行きたくない」
古森「烏野マネ人気だなぁ」
昼神「光来くんは良かったの？」
星海「何がだ？」
東峰「何あそこ！怖い！」
田中「不破を狙ってる奴らが居ると聞いた...」
西谷「うちのマネが羨ましいか！」
各々が多様の意味で騒いでいると本人が戻ってきた。
谷地に抱きつきながら。
『はぁぁぁ...まじ神マジ天使。こんな生物が存在してていいの？？産まれてくれてありがとう。烏野に居てくれてありがとう。これからも一緒にいようね』
選手には目もくれず烏野へ戻っていく不破。
それを無言で見つめる選手たち。
黒尾「...とりあえず、あの谷地ちゃんを攻略しないとダメみたいね」
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作者名：咲夜 | 作成日時：2024年2月28日 0時
