やっちゃんガチ勢は天才説 (ページ29)

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28話ページ29

『ひーとー、かー！！！』

谷地「久しぶりだねA。合宿お疲れ様」

『めっちゃ楽しかった！合宿とか初めてだったし！音駒っていう東京の高校が強かった！』

谷地「東京！？すごいんだね」

『んね！』

ほんとに楽しかった。

それに今のままじゃダメだってことにも気づけた。

もうすぐインターハイが始まる。

谷地「そういえば、Aはどうしてバレー部のマネージャーになったの？」

唐突だね。

でも思えば話したこと無かったか。

『私の友達がね、烏野でバレー部に入るって言ってたんだ。その子さ、中学の時色々あってトラウマになってたんだよ。お節介かもだけど様子見に行ったら、美人マネージャーに勧誘されて...』

友達とは飛雄の事だ。

私たちはよく学校以外でバレーをすることが多かった。

でも途中から飛雄が来なくなって心配で家に行ってみれば「部活以外でバレーはしない」と言い出した。

散々私を付き合わせていたからその時は『はぁ？』と思って無理やり付き合わせてたら、いつの間にかやる気になったみたいで元に戻ってた。

それで今バレーを続けてるなら私はいい事をしたと思ってる。

谷地「A、美人に弱いもんね」

『可愛いと綺麗は正義なの。世界を救うの』

仁花に抱きついて癒しを堪能しているとホームルームの時間になった。

『先生、もうちょっと』

担任「さっさと座れ」