20話 ページ21
『菅さんの速攻！すげえ！』
清水「菅原だってれっきとしたセッターだからね」
嬉しそうな清水先輩も可愛いです。
とても可愛いです。世界平和。
こちらも負けじと攻撃を続ける。
『翔陽ナイスキー』
滝ノ上「うぉぉ！？なんだ！？」
翔陽と飛雄の速攻に驚く町内会チーム。
どうだすごいでしょ！うちの子すごいでしょ！
私が育てました！
旭さんが打ったボールがブロックに捕まる。
でも落ちた先には、
『ノヤっさん...！』
綺麗なフライングレシーブ。
いつでもブロックフォローをできる状態で待ち構えていた。
すごい。
語彙力が無さすぎてよくわかんないけど、すごい。
鳥肌たった。
西谷「だからもう一回、トスを呼んでくれ！エース！！」
上がったボールの下に入った菅さんはまだ迷ってるように見える。
東峰「スガー！！もう一本！」
エースって、やっぱかっこいいな。
菅さんが旭さんにトスを上げる。
ブロックは完全に旭さんを止める気だ。
本気には本気で。
それでも、予想以上の威力でブロックを打ち抜いた。
エースのご帰還だ。
...エースのご帰還...なんかかっこいいなこれ。
町内会チームが勝って、二セット目を始める。
旭さんが打ったボールが翔陽の顔面に直撃。
『翔陽？！』
黒いオーラを放った飛雄が翔陽に近づく。
影山「何試合中にボケっとしてんだ。俺は知ってるぞ。エースがいるってわかってから興味とか憧れの他に、嫉妬してただろ」
嫉妬って言葉知ってたんだ。
日向「...羨ましくて何が悪いんだ。元々でかいお前になんか絶対分かんねえよ！」
少し空気が悪くなったまま試合を再開させる。
が、まさかの飛雄の「次、こいつにトス上げます」宣言。
飛雄の事だから躱せとか言うんだろうなとは思うけど、プレッシャーにならないか？
影山「今のお前は大黒柱のエースになんかなれねえ。でも！
俺がいればお前は最強だ！！！」
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作者名：咲夜 | 作成日時：2024年2月28日 0時
