やっちゃんガチ勢は天才説 (ページ20)

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19話ページ20

ＧＷに行う合宿の最終日、東京の音駒高校と練習試合をすることになった。

なんでも、数年前まではライバルだったそう。

音駒か。どんな高校なんだろ。

そういえば、猫対烏って聞いたことあるな。

その高校か。

武田「お疲れ様ー！」

体育館の扉が開き先生ともう一人入ってきた。

『ああ！』

澤村「集ご、え！？」

武田「紹介します！今日からコーチをお願いする烏養君です！」

そこに居たのは坂ノ下商店の烏養さんだった。

元烏野のセッターだっけ。音駒とは因縁の相手的な感じのやつか。

烏養繋「とりあえずお前らがどんなか見たいから試合な。相手はもう呼んである」

烏養さんの知り合いがぞろぞろと入ってきた。

私がよく使う店の人もいる。皆烏野出身なんだ。

壁に寄って試合の準備を見ていると外に旭さんが居た。

『旭さんだ！』

日向「ほんとだ！旭さーん！！」

烏養さんに遅刻だと思われ、半強制的に参加した。

でもちゃんとバレーシューズを持ってる。

なら、多分大丈夫だ。

烏養繋「あとはセッターか。お前らの中から一人貸してくれ」

そう言われ菅さんが率先して出た。

菅原「俺は、影山が入ってきて、どこかでほっとしてた気がする。セッターはチームの軸だ。でも俺はビビってた」

旭さんが来なくなった理由は、打っても打ってもブロックに捕まり、挫けてしまったから。

ノヤっさんが来なくなったのは、ノヤっさんが何度も繋げたボールを、エースが諦めたからだった。

菅原「スパイクがブロックに捕まる瞬間を考えると今も怖い。でも！もう一回、俺にトスを上げさせてくれ、旭」

そうして菅さん、旭さん、ノヤっさんは町内会チームの方に入って試合が始まった。