18話 ページ19
清水先輩に飛び込んで平手打ちを貰ってきたノヤっさん。
西谷「で、旭さんは？戻ってきてますか？」
旭さん？
もう一人の先輩かな。
澤村「...いや」
西谷「っあの根性無し！！」
ノヤっさんは「旭さんが戻らないんだったら俺も戻らない」と言って出ていってしまった。
その後を追っていく翔陽。
行動力が高すぎてもはや高杉。
...何言ってんの私。
翔陽の純粋さに機嫌を良くしたノヤっさんはレシーブを教える事になった。
西谷「だからよー、サッと行ってスっとやってポンッ、だよ」
とても分かりやすい。さすが千鳥山出身だ。
『私も同じように教えたのに翔陽は全然分かってくれない』
菅原「あれが分かるのは西谷とか影山だけだろな〜」
『え"』
ショック。
私が教えた意味は無かったというのか！？
日向「俺、エースになりたいんです！」
西谷「その身長で、エース...？いいなお前！だよな！カッコイイからやりてえよな！今のエースより断然頼もしいじゃねーか！」
翔陽の肩を叩いてワハハと笑う。
めちゃくちゃ元気だなこの人。翔陽と同じ属性だ。
西谷「けど、俺はたとえ身長が2メートルあってもリベロをやる。スパイクが打てなくても、ブロックができなくてもボールが落ちなければ負けない。それが一番できるのが、リベロだ」
日向「『か、かっけえぇぇ！！』」
西谷「んなっ！バカヤロウ！そんなはっきり言うんじゃねぇよ！ガリガリ君二本食うか！？ソーダと梨味な！！」
私にも買ってくれるなんて、なんて心優しい先輩だ！！
やはり小さいは正義だ！！
次の日の放課後、飛雄と翔陽が旭さんに会いに行ったらしい。
なんか、髭とロン毛って言ってた。
ノヤっさんと旭さんの事は清水先輩から聞いた。
とても心苦しかったけども！
そして部活。
西谷「ローリング！サンダー！！」
あ、ちゃんと居るんだ。普通に来てた。
田中「ただの回転レシーブじゃねぇか！！」
ローリングサンダー...！
清水「ふふ、Aちゃん。タオルたたみに行こっか」
『はいっす！』
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作者名：咲夜 | 作成日時：2024年2月28日 0時
