13話 ページ14
青城に着くと田中先輩が青城の人に絡んで大地さんに怒られてた。
あの、なんだ？らっきょの方。
ごめん、名前分かんないから見た目で。
北川第一にいたな。同じ学年だったはず。
今の飛雄なら大丈夫かな。
ていうかトイレ行きたい。トイレどこだ。
あった。普通にあったわ。
「ん？Aじゃーん。なんでいんの〜？」
用を済ましスッキリしてトイレから出ると青城のジャージを着た人に声をかけられた。
『あ、...花川？さん』
「ぶはっ！なんで混ぜたのw」
「じゃあ俺松巻になるわw」
違ったらしい、廊下に響くくらい爆笑してる。
そんなに面白かったか。てか戻ってい？？
「はぁー、やっぱ面白いわ。花巻な」
「そんで俺が松川でーす」
『そんな名前でしたね。それじゃ』
「「待て待て待て」」
そんなに私に構って何になる。
暇人か！
花巻「先輩に対して素っ気ないじゃな〜い」
松川「Aちゃんったらつれな〜い」
『もう中学生じゃないので先輩じゃないですね』
「なんて子なの！？」と上がりきらない裏声で叫ばれる。
こっちの台詞なんですが？？
『それに、中学の時だってほとんど話した事ないでしょう』
松川「見てはいたよ」
『...』
花巻「無言で距離取らないで？」
いやいやいや、今のはちょっと...。
誰でも距離取ると思う。
話した事ない相手にずっと見られてるんだよ！？
花巻「いやだって。お前、ずば抜けて上手かったじゃん」
松川「オールラウンダーだったよね」
『私は平均でしたよ。平均過ぎるのをオールラウンダーて言うの辞めてくれません？』
松川「周りに合わせて手を抜いてただけでしょ。コート上の王様みたいになるのが怖いから」
『...はぁ、そうですね』
バレーが好きだから一生懸命していた。
でも、一生懸命過ぎると周りがしんどくなると知ったから。
私は皆に嫌われないように、反感を買わないように。
本気でする事をやめた。
けど、その事をバレてるとは思わなかったな！
『もう戻っていいですか』
花巻「逃げた」
『うるさいですよ！！』
べっ！として体育館に向かうと体育館の中から清水先輩がひょこっと顔を出した。
清水「Aちゃん！」
はい女神ー。
『清水せーんぱーい！！』
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
まっつんとマッキーは同中出身という設定にさせていただきました！
原作では何も書かれていなかったのですが仲が良かったので、つい((
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作者名：咲夜 | 作成日時：2024年2月28日 0時
