やっちゃんガチ勢は天才説 (ページ13)

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12話ページ13

翌週の火曜日。

今日は放課後に青城へ行く。

『今のうちに仁花を補充させておくれ！』

そう言っていつも通り仁花に抱きつく。

はぁー、マイエンジェル谷地仁花。

谷地「今日は練習試合だっけ？頑張ってね！」

私の背に手を回し頭を撫でてくれた。

...撫でてくれた！！？？？！？

『ぅあ"い！頑張ります！！』

一生頭洗わない。制服も洗わない。

絶対家宝にする。

担任「...声掛けていいやつ？」

『まだ待って！！』

担任「お、おう...」

放課後になり、飛雄と翔陽に連れられて私は泣く泣く仁花とわかれた。

『あ"ぁぁぁ！！仁花ぁ！』

月島「え、何あれ」

山口「分かんない」

なんで私は仁花を見た後にあんな胡散臭い及川とかいうやつに会わねばならんのだ！！(失礼)

せめて逆が良かった！

喚く私をツッキーが持ち上げてバスに放り込んだ。

チビって馬鹿にされた気分なんですけど、いかがでしょう。

バスに乗って数分後、少し酔った気がする。

いやでも、まだ気持ち悪いとまではいってないから大丈夫。

『あれ翔陽、気分悪い？』

ふと隣に座る翔陽を見ると真っ青な顔をして動かなかった。

あ、これやばいやつだ。

鞄からビニール袋を出して翔陽に渡すと、すぐに翔陽の口から虹色が出た。

『間に合った...』

田中「な、ナイスA」

菅原「どしたどした？え！日向！？」

澤村「すみません！バス止めて下さい！」

一旦降りて外の空気を吸う。

生き返ったところでまた青城を目指した。

日向「A、ごめん...」

『緊張してた？』

日向「昨日寝れてなくて」

『めっちゃ緊張してんね』