俺の忍道日記【２】 (ページ43)

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『え?あ､えーっと』

バレたか!?このタイミングで!?

アンコが俺の手を握って離そうとしない｡

ｼｶﾏﾙ「何か前にもこんな事あったな」

ﾁｮｳｼﾞ「確か廊下に立たされた時だったよね」

『おいデジャブを楽しむな!』

てか何で気付いたんだ?

正体を明かす様な言動はしていない｡

女の勘ってヤツか!?

ﾋﾙｾﾞﾝ「…フードがとれておるぞ」

空いている手で頭を触りフードを探す｡

…何処にも無い｡

『あ”』

しまった!さっきの試合の爆風か!

今の俺の行動と言動でその場に居る人達は確信した様子だ｡

ｱﾝｺ「他の皆は帰ってもらって良いわ!!」

解散の合図でスタスタと帰って行く｡

『ちょっ』

ｱﾝｺ「さぁて､ちょっと来てもらうわよ」

『はい』

有無を言わさない真っ黒の笑顔に反射的に頷いてしまった｡

〜火影室〜

えー只今かつての同期(カカシとエビス以外)の前で土下座中です｡

二人は今サスケの居る病院だろう｡

じっちゃんに目で助けを求めてもコンマで逸らされた｡

紅「どういう事かしら?A」

『美人は怒っても美人だね』

紅「A?」

『ｽﾐﾏｾﾝ』

やばいやばい怖い!

何でこうも女の方が怖いんだよ!!

今のは百パー俺が悪いけど!

ｱｽﾏ「まぁまぁ｡まずは話を聞こう」

『アスマ様ぁ!』

ｱｽﾏ「詳しくな?」黒笑

『ﾋｮｴ』

この場に味方は居ない｡

諦めて今迄の事を話した｡

ちゃんと伝わったかな?

俺の語彙力動物になってた気がするんだけど…｡

つまりどんなに頑張っても伝わらないって事ね｡

ｹﾞﾝﾏ「そんな事あんのかよ」

ｶｶｼ「成程ね｡道理で強い訳だ」

いつの間にいたのか､ドアの横の壁に寄りかかっていた｡

ｶﾞｲ「カカシ!戻っていたのか!!」

ｶｶｼ「まぁね｡で?黙ってた理由は聞かせてくれるよね」

疑問符がありませんけどー!!?

大変ご立腹でいらっしゃる!!

『あの…サスケは?』

ｶｶｼ「話逸らさない」

『はい』

またこれか!!

同期に弱過ぎるだろ俺!!

これ以上延ばすと余計に怒られると思い､理由を話す｡