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部屋の前に着くとカカシが居た。

カカシ「そうか。サクラも来たか。これで正式に申し込みが出来るな」

サクラ「どういう事?」

カカシ「実の所、この試験はスリーマンセルでしか受験出来ない事になってる」

サクラ「でも個人の自由って…嘘ついてたの?」

待ってこれさ、この班四人だけどどうなるんだ?

サクラ「でも私が来なくてもサスケ君とナルトとAで三人よ?」

カカシ「Aはお前らとは別で受けてもらう」

何っ!?

ナルト「何でだってばよ!!Aだって七班だぞ」

『そうだそうだ!!』

カカシ「お前らも分かってるだろ。この中でもAは飛び抜けてる。もし何かあった時、お前らはAに頼り過ぎてしまう。それを避ける為だ」

思ってたより理由がちゃんとしててびっくり!←

サクラ「そんな…」

『やだよ〜ナルト〜サスケ〜サクラ〜』

カカシ「火影様が決めた事だから仕方無いよ」

『あんのジジイ!』

四人でもOKにしろよ!!絶対わざとだ!!


カカシ「取り敢えず三人は先に入ってて」

サクラに抱き着く。

『俺の事忘れないでね』

サスケ「部屋入ったら居るだろ」

ナルトにも抱き着く。

『…』

ナルト「…痛い痛い!痛いってばよ!!」

強く締めすぎたから剥がされた。

『う〜じゃあね』

サスケ「おい」

サスケの方を見るとしまったという顔で逸らされた。

成程〜!

『ん〜?サスケ君どうしたのかな〜?』ニヤニヤ

サスケ「っ///…何でもない。行くぞ」

『わぁ!!待って待って冗談だって!!』

サスケに飛び付いた。

サスケ「なっ離れろ!!」

『………よし!充電完了!!行ってらっしゃい!!』

何とか頑張って見送った。


『ふぅ〜…覚えとけよじっちゃん』

カカシ「まぁまぁ…それでAのチームなんだけど…」

一人で受けろとかかな。

じっちゃんの事だから変な事なんだろうな。

カカシ「暗部が付くから」

『なんですと?』

あんぶ?暗部だと?

カカシ「暗部。基本一人で動いてもらうけどね」

『それ一人で良くない?』

カカシ「それだと受験出来ないよ」

『あ〜そっか』

暗部ね〜。この時の暗部、テンゾウと夕顔以外あんまり知らないんだよな。


『分かった。じゃあ行っていい?』

カカシ「うん、頑張っておいで」

また、頭を撫でた。

好きだね俺の頭。


中忍試験最初の扉を開けた。

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作者名:咲夜 | 作成日時:2023年1月21日 14時

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