俺の忍道日記【２】 (ページ21)

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しゃー無い!!こうなったら

『カカシ!!此方は俺が何とかするから其方は其方でカタを付けろ!!』

傷を治しながら叫ぶ｡

横ではサスケが悔しそうに見ていた｡

理由は分かりきっている｡

相手が九喇嘛じゃ難しいよなぁ｡

半分位しか癒えていないがナルトが白を殴り飛ばしたため､止めに入る｡

『落ち着けナルト｡ん?九喇嘛か?ま､何でも良いや!落ち着け』

徐々に正気に戻っていった｡

ﾅﾙﾄ「!!お前…あん時の」

ナルトは森で会った少年が前に居ることに驚いた｡

白「再不斬さんにとって弱い忍は必要無い｡
君は…君達は僕の存在理由を奪ってしまった｡

ナルト君､僕を殺してください」

ﾅﾙﾄ「其れしか方法はねぇのか」

白「…はい」

もう少し待たないとこの戦いは止められない｡

ナルトが攻撃したが､白は止めた｡

白「ごめんなさい!!ナルト君｡僕はまだ死ねません」

此処だ!

白に変化させた分身をカカシと再不斬の間に滑り込ませ､俺は白を引っ張った｡

白「っ何を!」

『しっ!』

ナルトからも見えない所へ白を連れて行く｡

カカシが俺の分身を雷切で貫いた｡

『白が目の前で死んだ時､彼奴がどんな顔するかちゃんと見てろ』

白「見なくても分かります｡死んだ以上僕に用は無い」

『其れはどうかな?見なよ｡動きが鈍くなってる』

目の前で繰り広げられる戦い｡

然し､俺の注意は別の所へ向いていた｡
いや､注意と云うより怒りかな｡

俺は攻撃を交わし合う二人の間にクナイも何も持たずに入った｡

ｶｶｼ「!!」

ｻﾞﾌﾞｻﾞ「!!」

『再不斬も止めてくれるのか｡優しいな』

ｶｶｼ「何してる!!退ってろ!!」

ｻﾞﾌﾞｻﾞ「死にに来たか」

『まぁまぁ､戦う理由が無くなったんだからそうカッカすんなって!

なぁ…ガトーさんよぉ』

其処にはぞろぞろと部下を連れたガトー｡

おい後ろのバニーみたいな格好してる奴と寝転がってる奴｡空気読め｡

ガトーが俺の分身を蹴った｡

白ではなく分身を…だっせぇw←

ﾅﾙﾄ「てめぇ!!何やってんだってばよ!!」

怒りの余りガトーに飛びつこうとしたナルトをカカシが止める｡

ﾅﾙﾄ「お前も何とか言えよ!!仲間だったんだろ!!

彼奴は本当にお前の事が好きだったんだぞ!!
道具として死ぬなんて…」

ナルトが必死に訴える中､再不斬は

ｻﾞﾌﾞｻﾞ「小僧…何も言うな」

泣いていた｡