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little fairy nightmare 2 ページ5

フィル視点




「おや?毛利探偵と阿笠博士も来ていますね」



『誰だ?』



「毛利探偵は眠りの毛利小五郎と言われていましてね。
阿笠博士は機械を作るのが得意なんですよ」



『なるほど…モグモグ(サンドイッチ食べてる)』



「フィル、事件起こっているのによくご飯食べれますね」



『慣れろと言ったのは透だろう?』



「それにしても早すぎですよ」



『む…』



サンドイッチは近くのコンビニで買った。

驚かれたがまぁ仕方ない。

腹が減ってはなんとやらだ。

どこからか懐かしい視線を感じた。

後ろを向いてもいない。

辺りを見回したがいない。

……あの視線は絶対に兄だ。

ということはこの町にいるのだろう。

ついでに透もいなくなっていた。

…目を離した隙に遊ぶ子供みたいだ




「あれ?またあったねお兄ちゃん!」



『…そうだな』



「どうしたの?なんだか変だよ?」



『そうか?普通だと思うが』



この少年…いや、コナンくんは苦手だ。

黒の組織と言った時から何故か顔つきが変わった。

なんだか物凄い勘違いをされている気がする…




「ところでどうしてサンドイッチを食べてるの?」




『腹が空いたからな。

この国では腹が減ってはなんとかというのだろう?

そういうことだ』



「……そっか!」



なんとか説得できたみたいだ。

しかし透が遅い。

何かあったのだろうか?

警察が容疑者を事情聴取している時、突然白い煙が上から噴射された。

吸い込んではダメだと思い、口を抑え出口へと向かった。

出口は閉まっていた。

なんとか開けようとしたが、煙を吸い込んでしまい意識がなくなった。



………………



…………


……






気づくと、何かに乗っていた。

きっと揺れからして、車だろう

それも古い車……ポルシェか?

中にいる犯人らしき人物が話し始めたので耳を澄まして聞いた




「アニキ、本当にいいんすか?こいつを組織に連れてっても」



「大丈夫だ」


「俺は少し心配っすよ…」


「事情を説明すれば納得するだろう。心配は不要だ」


「いつもより多く喋りますねアニキ。」


「…気のせいだ」



その声は、酷く兄に似ていた

声の低さや高さ、母音の発音、何もかも兄に似ていた

まるでその声が兄だと、犯人が兄だと言うように。

しかも悪い事をしているかのような会話。

俺は、せっかく兄に会えるチャンスだったというのに、車が止まった隙に逃げた。




何故、そうしたのだろう

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芥川さん芥川先生大好きハァト?(?´▽`?)(プロフ) - あの、すみませんが、ジンさんは国籍は普通に日本だったと思います。藪から棒にすみません (2022年2月21日 0時) (レス) @page4 id: e045e2365d (このIDを非表示/違反報告)
- クルア・ユークリフさん» が…頑張ります (2022年1月18日 17時) (レス) id: bb3ed284e0 (このIDを非表示/違反報告)
クルア・ユークリフ - ジン様ぁ・・・お願いしますです龍さん。ジン様を悲しませないで下さい (2022年1月15日 23時) (レス) @page31 id: ed795cdb00 (このIDを非表示/違反報告)
- 舞さん» 応援ありがとうございます!!失踪しないように頑張ります! (2021年12月9日 6時) (レス) id: bb3ed284e0 (このIDを非表示/違反報告)
- みーさん» ありがとうございます!実はその時自分もお酒飲んだり飲まなかったりしてて… (2021年12月9日 6時) (レス) id: bb3ed284e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年12月4日 19時

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