小瀧くんのパシリちゃん．

中学の時から両想い ページ23

・




「…あ、あのっ」



小「なに？改まって」



「………もう多分気付いてると思うんだけどね、
私、小瀧くんのことが…好きですっ」







言えた…！

やっと自分の気持ちを正直に言えた…！






小「え？！」



「映画館の日に、小瀧くんは私が違う人を好きだって誤解してたけど私は中学の時からずっと小瀧くんのことが好きでしたっ…！

優しくて…高校入ってからの小瀧くんはドSだったけど…でもやっぱり優しいのは変わってなくて…好きだなぁっていつも思わされてました。」



小「…え、ちょっ…嘘やろ？マジで？」



「本当じゃなきゃ、こんなこと冗談で言いませんよ。…でも最近、小瀧くん他の女の子と付き合ってるっていう噂がたってるから正直振られるのかなって覚悟はしてきたの。だから………」



小「ちょっと待って！それこそ誤解や！
俺は、Aのことしか考えてないし…言ったら俺も中学の時から好きでしたっ。…優しいのはAの方やわ…」



「…えっ、やばい…めっちゃ嬉しいんだけど」



小「そんなん俺もやわ。多分、今世界で1番幸せっていう自信あるわ」



「意味わかんないよそれっ笑」








でも本当にまさかのまさかだった。

噂、ちょっと信じてたから振られると思ってたけど嘘で良かった。







「もうっ…これからはLINEの名前、パシリちゃんじゃなくて彼女にしてよね」



小「当たり前やん。ってか、パシリちゃんなんてとっくにやめてるで？」



「え、じゃあ、なんてしてたの？」



小「さぁね〜」






教えてくれない小瀧くん。

意地悪だけど…本当はいつも優しくしてくれて助けてもらっている。




そんな小瀧くんが大好きっ！







海ちゃんに報告しないと、、、

次は海ちゃんの番なんだからね！




・

始まった学園祭→←鳴り止まない鼓動

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す