小瀧くんのパシリちゃん．

私の気持ちは…？ ページ18

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「はぁ〜〜〜っ！帰りたくないなぁ」




うっかり出た本音。あ、やばっと思いつつどんな反応をしてるのか気になって小瀧くんを見るとバチッと目が合ってしまって思わず俯く。





「いや、今のは…うん、何でもないの」



小「…俺もずっとこのままがいいなぁとか思ってた」



「………え？、」







小瀧くんの口から出た言葉があまりにも衝撃的すぎて目が点になる。

………えっと、あのぉ、え？？





「それは、どういう………意味？」



小「………さぁね。どういう意味かはもうわかるやろ、自分で」








そう言われたから考えてみると、
もしかしてのもしかしてだよ？………

小瀧くんって私のこと好きなのかな？って思っちゃうんだよね。

これっていわゆる自意識過剰だよね、はいはい知ってますよーだ。

でも、もしこれが本当ならっ







「…私のこと、好き？………なわけないよね」



小「…なわけあるよ。」



「………えええ！？」



小「…ずっと好きやった。今もずっと。」








あとから私の手をぎゅっと握ってくるから、
あぁ、本当なんだって確信した。

それに今めちゃめちゃドキドキしてて口から心臓が出そうなほどっ

あぁ、誰かこのドキドキを鳴り止ませてっ







「…小瀧くん、あのね、私ね」



小「…でも、お前は俺のこと好きちゃうやろ？」



「………えっ、？」



小「まぁ、頑張れよ。応援してるで、俺。」








私は小瀧くんのことが好きなのに…
なぜか話を聞かずにもう終わらせて勝手に話を進める。

なんで？

私の好きな人は小瀧くんだよっ！って
伝えたいのに………………勇気が出なくて、私はただただ俯いて歩くことしかできなかった。








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