小瀧くんのパシリちゃん．

ぞっこんな二人 ページ25

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「…それにしてもやっぱり二人は落ち着くね」




人が沢山いたところは女子の悲鳴が大きすぎてもう落ち着けるレベルにも達してなかったからね。

本当に小瀧くんのモテモテ具合に衝撃だった。





小「…いつから好きやったん？中学の」



「…うーんとねぇ、私が雑用押し付けられてる時に一緒になって助けてくれたでしょ？そこからかな」



小「へぇ〜〜〜」



「小瀧くんは？？いつから？？」



小「まぁAよりは先に好きになってたで。同じクラスなってからかな〜優しいなぁと思って。」



「うわぁ、嬉しいなぁ〜」



小「だって高校もAがここ来るって言ってたから俺もそうしてん。行きたい所も無かったし、いいかなぁって」



「え、そうなの？！それは初耳だわぁ」






私の方が好き過ぎて重いかな？なんて思ってたのに
案外同じレベルじゃないか。

私に意外とぞっこんなんだなぁ〜笑






「でもさ、あの時なんで冷たくしたの？パシリ扱いしてさぁ。あれ結構傷ついたんだよ？」



小「…うーん、何でやろ。きっかけが欲しかったからかな。距離が出来て話すきっかけもなかったし、それに…中学から変わって欲しかったってのもある。」



「へぇ〜〜〜なるほど。じゃあ、私が変われたのは小瀧くんのおかげだね〜〜〜」



小「あ、言っとくけどさ、先生に教えたの俺やしな。今更かもしれんけど訂正しとくわっ笑」








そうだったんだ、てっきり藤井くんかと。

先生に私が毎日日誌を書いていると言ってくれたのは小瀧くんだったのか。

…なんか、愛されてる感がすごいなぁ、ふふふ。





「小瀧くん結構私にぞっこんなんだね」



小「そんなん前からやし知ってる」



「あ、認めた〜っ」








でもなんやかんやぞっこんなのは私もだよ。

お互いいい勝負かもね。






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