#38 ページ39
『んー美味し』
机の上で食べながらテレビを見ているとスマホにバイブで電話がかかって来る、画面越しに見ると弟者君と書かれている。
面倒だとは思いながらも電話を掛ける。
『弟者君もしも…………なんか向こう側うるさくない？』
弟「先輩…なんで来なかったんです？」
『え、何のこと？』
弟「とっくの昔に誘われたのにAさん来なかったじゃないですか？」
『疲れてて忘れてた』
弟「だったら良いです、今から来てくださいねー！」
『うん、分かった………今から行くね』
絶対あれ酔ってるよね、Aさんとか呼んじゃったりして…呼ばれ慣れてないから先輩にしたって言うのに。
パーカーを羽織り急いで居酒屋に向かう、扉を開けるとお酒の瓶を持って真奈の肩に手を乗せてた。
『あ、弟者君』
弟「先輩こっちですよっ！」
石「た、助けてぇ………」
何だこのカオス状態は。
真奈を掴み立ちしながら私も隣に腰を掛けようとした瞬間に弟者君に引っ張られ抱きつく状態になってしまった。
状況がだんだんわかってきた私は身体の熱が上がるだけ。
弟「先輩！」
『………帰るよ弟者君』
弟「呼び捨てにしてみてくださいよーそしたら俺帰ってもいいですよ〜」
『………お、とじゃ帰るよ』
たどたどしいタメ口で恥ずかしさも交じりながら外のタバコのところまで引っ張る。フゥ。
酔っていないおっつんは1人で帰り真奈も酔ってないから電車で帰った。
弟「ありがとうございます〜んで家どこでしたっけ？」
『いや、自分で帰れる………』
弟「ダメですよ！変な人に襲われたらどーするんですか。一緒に帰りましょ、ね？」
『ええ、ちょ……………』
弟「行きましょ行きましょ」
酔ってないふうに見えるがもう足元はフラフラだ。
私の心臓は持つのだろうか、手も繋いだ事ないのに初めて繋がれた。
恋人じゃなくて普通の。
『結構酔ってるね弟者君！？』
そうビックリしながらも動揺が隠せなかった。
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美沙(プロフ) - 蛍と蛍光灯さん» コメントありがとうございます！楽しみにしておいて下さい！ (2019年4月28日 7時) (
レス) id: f861e836fe (このIDを非表示/違反報告)
蛍と蛍光灯(プロフ) - こういう三角関係好きです！ めっちゃ面白いです！ これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 0時) (レス) id: a61914d7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作者ホームページ：(ヾﾉ´°ω°)ﾅｲﾅｲ
作成日時：2019年4月16日 21時
