#31 おついちside ページ32
激甘コーヒーの缶を持ち飲んでいるとお疲れ様でしたーと頭の中を流れる。
奥に後輩を受け流しながら自販機に向かうAちゃんが居る。
おつ「あ、A？どしたの」
『あれ、弟者君とおっつん？おつかれ』
弟「それブラックコーヒー…」
『そ、間違えて買っちゃった。呑めないんだよね私』
おつ「んじゃこれと交換する？俺普通に飲めるから」
『いや、それ飲みかけ』
おつ「いやさっき買ったばっか！」
『あ、ありがと』
関節キスとも知らずにそのまま飲んだ、僕の気遣いはどこ行ったの。
どこか嬉しそうに飲むAが不思議だった。
俺も缶を開けて飲むと思わず苦っ！と言葉に出してしまうほど苦い。
呆れたような顔をする弟者君。その目で俺を見ないでくれよ。
『おっつんやっぱ苦手じゃん』
おつ「あれ〜昔は飲めたんだけどなぁ」
弟「俺飲もっか？」
おつ「止めなって」
弟「冗談だよ、冗談！」
おつ「なんだよ…本気で言っちゃったじゃん」
『ふふっ…やっぱり変わってないや笑』
見たことも無い笑顔で笑うAに少し見惚れた、それは多分弟者君もそう。
ちょうど日が差して胸が高鳴る程に可愛かったから。
でもお相手さんはキョトンとした顔をしてこちらを見ている。
やば、…バレた？
『な、何？』
弟「なんでもない……です」
おつ「なんでもない！」
俺は早口でそう言うと少し胸を抑えながら苦いコーヒーを飲み干した。
照れ臭くてAの頭を撫でてやりたかった。
なんでそんなに、可愛いんだよ。
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美沙(プロフ) - 蛍と蛍光灯さん» コメントありがとうございます！楽しみにしておいて下さい！ (2019年4月28日 7時) (
レス) id: f861e836fe (このIDを非表示/違反報告)
蛍と蛍光灯(プロフ) - こういう三角関係好きです！ めっちゃ面白いです！ これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 0時) (レス) id: a61914d7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作者ホームページ：(ヾﾉ´°ω°)ﾅｲﾅｲ
作成日時：2019年4月16日 21時
