#22 ページ23
『んん…………』
おつ「ちょっと待っててよ〜…弟者君すぐ来ると思うから」
言った瞬間に店の扉が開く。
息を切らしている様子だった、っていうかここから弟者君の家近いんだったわ。
何だかイラついているような気がする。
弟「お待たせ！って先輩寝ちゃってますの？」
『んー…弟者君〜……』
へにゃあと笑う先輩に胸が高鳴る。
あーもうこんな時にやめてよ。
おつ「………んーじゃ弟者君の家に今日は泊まらせて頂く」
弟「ま、いいけどさ〜…部屋は空いてるし。でも兄者が居るんだけど大丈夫？」
おつ「兄者居んのかよ！また愚痴か…よし。遅くならないうちに行こっか」
弟「俺おんぶするよ」
おつ「了解。俺払うわ」
ありがとうと言って店の扉を開ける、寒い風が俺達の間をすり抜けていく。
結構軽いんだが、ちゃんと食べているのだろうか。
おつ「しっかし…A無防備だわ」
弟「やばいねそれ。すーぐ襲われるよ先輩」
おつ「だよね？って兄者居るのにA連れてって大丈夫かな…俺兄者の事送っていこっか？」
弟「うん、その方がいいかも。ありがと」
おつ「いいえー？いやそれにしてもよく寝てるね。疲れてたのかも」
弟「だね、あ、着いた着いた」
鍵を取り出し開けて奥の方を見ると兄者はまだ寝ている。
テーブルには片付けなかった所々に缶が転がっている。
おついちさんにまた怒られるなぁこれ…。
おつ「ごめん、片付けられなかったのね」
弟「んーんいいよ大丈夫」
おつ「よし、兄者運ぶの手伝って……」
弟「あ、俺が担いでくから大丈夫」
おつ「え、それほんとに大丈夫なの？」
弟「兄者大きいけど意外に軽いんだよ」
おつ「…じ、じゃあお言葉に甘えて…俺の荷物と一緒に持ってくね。」
先輩を優しくソファの上に下ろすと、次は兄者だ。
いや舐めてもらっては困る、兄者が骨折した時に運んだ事あった。
弟「よいしょ………っと。はーやっぱり重かった…」
おつ「重いんじゃねーか！って僕このまま帰るね」
弟「お酒は抜けた？」
おつ「うん、夜遅くまでありがとう。」
弟「じゃあね！」
手を振ると車は走り去っていく。
さて、と。俺はソファで寝て、先輩を俺のベッドに運ぶか。
もう夜は遅い、早く寝よう。
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美沙(プロフ) - 蛍と蛍光灯さん» コメントありがとうございます！楽しみにしておいて下さい！ (2019年4月28日 7時) (
レス) id: f861e836fe (このIDを非表示/違反報告)
蛍と蛍光灯(プロフ) - こういう三角関係好きです！ めっちゃ面白いです！ これからも頑張ってください！ (2019年4月28日 0時) (レス) id: a61914d7cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作者ホームページ：(ヾﾉ´°ω°)ﾅｲﾅｲ
作成日時：2019年4月16日 21時
