吸血鬼様は人間を激愛する。【2BRO.】 (ページ19)

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18話ページ19

『っ、寝不足･････････』

全部弟者さんのせいだ、部屋にある鏡を見るとクマができている。
昨日のことを思い出すだけで顔から火が出そうだ。

(弟者さんまだ寝てる？かな。)

階段を上がりドアをノックをしても返事が無いので心配して部屋に入った。

『お、弟者さん？』

弟「ん？あ、Aちゃんノックしてるの気づかなかったよ、まぁいいけど。心配してきてくれたの？」

『っ、そんな事は！』

弟「図星かな？分かりやすい･･･ってクマできてるじゃん。ちゃんと寝たの？」

契約書か何かを書いている弟者さんに近づき、気づかなかったのかびっくりしたように謝る。
そして、図星。

『え、っとまぁその･･･』

弟「昨日の事？」

『えっ、』

弟「やっぱり起きてたんだ･･？すぐに分かったけどそれにしても反応が可愛い」

反応からして分かったのかねぇ？と言って私の耳元に囁く。
私は聞いたことも無いその声にビクッと反応する。

『っ、起きるタイミングを･･･逃して』

弟「･･･」

『とっ、とにかく！！私は策士してませんから！』

弟「それは分かってるよ」

まぁ、俺が逃させたんだけどねと苦笑して私を弟者さんの太ももに座らせ上から眠るように言われる。

『え、寝ろって、でも。』

弟「俺が悪いしいいから、寝てていいよおやすみ」

紙はもう描き終わったのか私を抱きしめるように包み込み私はというと目を瞑り、睡魔に襲われて寝る寸前だ。

(おや･････････すみなさい)