吸血鬼様は人間を激愛する。【2BRO.】 (ページ14)

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13話ページ14

弟「･･･もう会議は終わったよ、俺と兄貴だけだけど」

『むぐぐ！』

弟「あっ、ごめん。」

『ごほっごほっ、』

ようやく離してくれたようで、息が出来なかったからそのせいかむせたように咳をする。

弟「でも兄貴に触られるとは思わなかったなぁ･･･予想外」

『兄弟おふたりさんとも･･･力強くないですか！？』

弟「まぁ押し倒せるし、襲えるしね。まぁAちゃんにはしないけど」

『押し･･･！？』

弟「･･････余計な事言っちゃった俺」

気づいたのか少し耳を赤らめ私と弟者さんはそっぽを向く。

弟「さーてとあのお偉いさんたちも帰ったことだし･････」

『？』

弟「血、吸わせてよ」

ニタァと笑うと私を軽く押し倒し、首にかぶりついた。
少しだけ吐息が漏れるが我慢しなければ･･･、

『っ！？』

弟「･･･」

舌が長いのか、私の弱いうなじまで届いた。

弟「やっぱAちゃんの血は美味しいや･･･」

『あ、くっ･･･』

吸われすぎたのか頭がクラクラする。
弟者さんはいつも通り吸血鬼としての誇りを持って普通だ。

弟「きつかったら言ってね、その時は吸わないでいてあげるから。」

と私を抱きしめた。